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モザンビークで「地雷ゼロ」を達成しました

2015年09月30日  お知らせ地雷対策
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CD『ZERO LANDMINE』の収益や皆さまからのご寄付により実現

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モザンビーク出身のヘイロー・トラスト除去要員・アメリアさんが最後の地雷を除去した瞬間http://photos.prnewswire.com/prnh/20150915/266795

2001年に、株式会社東京放送(TBS)による開局50周年記念・地雷ゼロキャンペーンが行われました。AAR Japan[難民を助ける会]は、株式会社ワーナーミュージック・ジャパン、株式会社日音とともに「地雷ゼロキャンペーン委員会」のメンバーとして協力。同キャンペーンでは坂本龍一さんの呼びかけで、国内外のアーティストがキャンペーンのテーマソング『ZERO LANDMINE』を共同制作しました。キャンペーンに寄せられた寄付は、テーマソングのCD販売の収益とともに、AARを通じてイギリスの地雷除去専門団体「ヘイロー・トラスト」と「MAG(地雷問題アドバイザリーグループ)」に託され、カンボジア、アンゴラ、グルジアおよびモザンビークでの地雷除去作業に充てられました。

このたび、同キャンペーンの対象地であるモザンビークから、すべての地雷が除去されました。モザンビークは世界有数の地雷埋設国で、以前は地雷により数多くの人々が命を落としたり手足を失う事故が起きていました。しかし、地雷除去を開始して以降、モザンビークの国内総生産(GDP)は毎年7%ずつ成長し、現在ではGDP実質成長率で世界第10位となっています。同国で活動するヘイロー・トラストは1993年以降、地雷除去のために男女合わせて1,600人以上のモザンビーク人を雇用し、これまで1,700万平方メートル以上の土地の安全を確保しました。破壊した地雷の約80%にあたる171,000個の地雷を彼らが除去したのです。これまで地雷が埋設されていた土地は、地雷除去後は農業や酪農業が可能になるほか、観光業などを通じてさらなる発展が期待されます。

同キャンペーンにご協力くださったすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。

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