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東日本大震災(42):江戸家猫八さんと江戸家小猫さんが被災地を訪問

2011年05月04日  日本緊急支援
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牡鹿半島に、動物の鳴き声と子どもの笑い声がひびきわたりました

被災地の小学校を訪問した江戸屋猫八さん(左)と江戸屋子猫さん(右)

うぐいすの鳴き声のものまねをする江戸家猫八さん(左)と江戸家子猫さん(右)(宮城県石巻市 2011年4月27日)

2011年4月27日、難民を助ける会は、萩原なつ子日本NPOセンター常務理事(立教大学教授)と演芸家の四代目江戸家猫八さんと二代目江戸家小猫さんとともに、牡鹿半島の小学校と避難所を訪れました。
最初に訪れた石巻市立東浜小学校は、今週から授業が再開し、今日のイベントには、26人の生徒やご近所に避難されている方々が集まりました。
「ホーホケキョ!」お馴染みのうぐいすの鳴き声にはじまり、その後も、犬、馬、シマウマ、鈴虫、松虫、さい、かえると様々な動物の鳴きまねに、子どもたちは大喜び。
笑いながら、かえるの鳴き声を一生懸命練習していました。
フィナーレは、「ふるさと」の歌にあわせて、動物や虫の大合唱。
子どもたちの後ろに座っている高齢者の方々からも自然と笑みがこぼれ、あたたかいひとときが過ぎていきました。

「震災後、子どもたちのこんな笑顔を見たのは初めて」

江戸家猫八さん、子猫さんの訪問で盛り上がる子どもたち

「うぐいす知っている人?」という質問に元気よく手を挙げる子どもたち(宮城県石巻市 2011年4月27日)

終了後、子どもたちは、「すげかった!」「さい(のものまね)ができるようになったよ!」と満面の笑みで教えてくれました。

角田校長先生は、「震災後、子どもたちのこんなに大きな笑顔を見たのは初めてです。」「子どもたちの声、歌声、笑顔、歓声、こんなに勇気づけられるものはないです。」とおっしゃっていました。牡鹿半島、宮城県、東北、日本中が、早く笑顔でいっぱいになってほしいと思いました。

帰りの海岸線の山道では、「ホーホケキョ!」という鳴き声が聞こえました。牡鹿半島のウグイスも、江戸屋さんの来訪を喜んでいたのでしょう。

 

イベントに参加された被災者の方々からも大人気の江戸屋猫八さん

「ずっと大ファンだったんです!」と江戸家猫八さん(右)の手を固く握りしめる被災者の女性(宮城県石巻市 2011年4月27日)

東浜小学校の角田校長と、事前打ち合わせをする江戸屋猫八さん、子猫さん、難民を助ける会の野際紗綾子

イベントの事前打ち合わせにて。「今はまだ余震を怖がったり表情がない子もいますが、友だち同士で遊んだりする中で、少しずつ回復してきています」と語る、東浜小学校の角田校長(中央)。右は難民を助ける会の野際紗綾子(宮城県石巻市 2011年4月27日)

当日のイベントの様子を動画でご覧いただけます

※支援活動にあたっては、企業や団体、学校、個人の皆さまよりご寄付や物資のご提供などのご協力をいただいて行っております。すべての方々をご紹介することができませんが、何卒ご容赦ください。皆さまのあたたかいご協力に心より感謝申し上げます。

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郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会
*通信欄に「東日本大震災」とご記入ください。*領収証が必要な方はその旨お書きください。

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【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

東北事務所長 野際 紗綾子

難民を助ける会シニアプログラム・コーディネーター 2005年4月より東京事務局で主にミャンマー(ビルマ)等アジア事業を担当。2008年ミャンマーサイクロン、2009年スマトラ沖大地震、2010年パキスタン洪水等多数の緊急支援活動に従事。34歳(東京都出身)

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