九州豪雨：支援から取り残される人がいないように...
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地震や豪雨など災害が発生した際、AAR Japan［難民を助ける会］が重視しているのが、高齢者や障がいのある方への支援です。水や物資が配付されてもなかなか自力で取りに行けなかったり、多くの人が同じ場所で密集して生活している避難所では過ごすことができなかったりと、より困難な状況に陥る可能性が高いからです。AARの緊急支援チーム（大室和也、高木卓美、三木将）は、特に障がいのある子どもたちが被災していないか、避難所や朝倉市に聞き取りを行ってきましたが、情報は得られませんでした。朝倉市内には障がい児のための福祉施設がなく、障がいのある子どもたちは久留米市など周辺の福祉施設に通っているとのことだったため、こうした施設を訪問するとともに、被災しながら障がいがあるために避難所にも行けずに取り残されている方がいないかどうか、一軒一軒確認して回っています。これまでに訪れた施設では支援を必要としている被災者はいませんでしたが、自宅でとどまらざるをえず支援から取り残されている障がい者の方がいないかどうか、引き続き調査を続けてまいります。
被災地では未だに土砂や流木がいたるところに残っています（2017年7月14日）
またAARは、高齢者が身を寄せられる福祉避難所の設営に取り掛かりました。要望を聞き取りながら必要な物品の提供をしていきます。また、公式な避難所と認められていない公民館などの状況も調査してまいります。
大量の流木や土砂のために被災地の復旧には時間がかかるとみられ、避難生活も長引くことが予想されます。引き続き、皆さまのご協力をお願いいたします。
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