活動内容について

なぜ地雷問題に取り組んでいるのですか

AARは創立当初、タイのカンボジア難民キャンプでさまざまな支援活動を行いました。そのときにたくさんの障がい者の人々がいることがわかりました。障がい者の中には地雷の被害にあった人が多くいました。私たちの会ではこれらの人々に車椅子を贈ったり、職業訓練を行ってきました。しかし、それだけでは問題の解決につながらりません。そのため、地雷廃絶活動や除去活動、地雷回避教育や障がい者支援を行うようになりました。また、日本の皆様に地雷問題に関心を持ってもらおうと地雷廃絶キャンペーン絵本『地雷ではなく花をください』を刊行しています。現在もAARでは、世界各地で地雷問題に取り組んでいます。

ページの先頭へ
地雷の何がそれほど問題なのですか。対人地雷と他の兵器との違いは何ですか

第一に、一度対人地雷を埋めると、かなりの長期間(場合によっては50年以上)効力を保ちます。これは、誰かが踏むか除去するまで、危険な状態にありつづけます。アフガニスタンやカンボジアでは、20年以上も前に埋設された地雷で死傷する人が絶えません。
第二に、対人地雷のほとんどは人を殺すことよりも、怪我をさせることを目的に開発された兵器なのです。
第三に、対人地雷によって、戦争とは関係のない一般市民が死傷してしまう点です。Landmine Monitor 2009によると、被害者の少なくとも6割は一般市民です。
これら3つの理由から、対人地雷は他の兵器よりも非人道的な兵器であるとして廃絶活動が行われています。

ページの先頭へ
地雷問題についてどのような活動をしているのですか

AARでは地雷除去の支援、地雷回避教育、地雷被害者を含む障がい者の支援、地雷廃絶活動を包括的に行っています。また、地雷廃絶のためのキャンペーンや啓発活動も実施しています。

ページの先頭へ
地雷は世界に何個くらいあるのですか

正確に、どこの国にいくつ埋められているのかは分かりません。世界に地雷がいくつ埋められているかという、1997年の国連の報告では約1億1000万個、アメリカ国務省の1998年の報告によれば6000万~1億個となっていますが、同省の2001年の報告では4500万~5000万個と報告されています。あくまでも推定の数字でしかありません。

ページの先頭へ
「対人地雷禁止条約」ってどんな条約ですか

「対人地雷禁止条約」(通称オタワ条約)は1997年12月3日に署名されました。1999年3月1日に発効した同条約は、正式には「対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約」といいます。この名前から分かる通り、対人地雷の使用、貯蔵、生産などを禁止しています。また、同条約では地雷問題解決のために国際的に協力することも求められています。2010年5月31日現在、世界の156ヵ国が参加しています。未批准国は39ヵ国です。
この条約の成立には「地雷禁止国際キャンペーン」(ICBL)という、世界のNGOの連合体が大きな役割を果たしました。AARは1997年からICBLに参加しています。

ページの先頭へ
地雷の被害者を減らすために必要なことは何ですか

地雷被害者をなくすには、地雷を取り除くこと以外に方法ありません。しかし、地雷を取り除くには非常に時間がかかるため、その間に被害にあわないように地雷回避教育を行います。また、もし地雷がすべて取り除かれても、既に地雷で負傷している人々は数多くいるので、これらの人々への支援も続けていく必要があります。

ページの先頭へ
不発弾による被害が多いと聞いたのですが本当ですか

一般的に地雷被害といわれますが、不発弾により死傷する一般市民も多くいます。対人地雷とは異なり、地表に出ているケースが多いため、子どもが触ってしまい負傷するケースがよくあります。

ページの先頭へ
クラスター爆弾とはなんですか

特に今日叫ばれているのが、「クラスター爆弾」の脅威です。クラスター爆弾とは、ケース状の親爆弾の中に多くの子爆弾が入っている構造の爆弾です。空中で子爆弾が散布され、広範囲を爆撃するしくみになっています。この子爆弾は不発になりやすいといわれており、不発弾は対人地雷と同じような被害を及ぼすため、国際社会で規制の声が強まっています。
クラスター弾の生産、貯蔵、使用、移譲を全面的に禁止する条約、「クラスター弾に関する条約」(オスロ条約)が、2010年8月1日に発効します。日本もこの条約を批准しています。

ページの先頭へ
日本は地雷を持っているのですか

はい、持っています。日本は対人地雷禁止条約の加盟国であり、同条約第四条で貯蔵対人地雷の廃棄がうたわれています。これに基づき、日本政府は1999年1月17日に廃棄を開始し、2003年2月8日に約100万個の対人地雷を廃棄しました。しかし、同条約第3条に「地雷の探知、除去又は廃棄の技術の開発及び訓練のための若干数の対人地雷の保有又は移譲は、認められる。」とあり、これに基づいて1万5000個の対人地雷を保有していました。Landmine Monitor Report 2009によると2008年末時点で3320個の対人地雷を保有しています。
日本国内に埋められている対人地雷はありません。

ページの先頭へ
地雷除去活動をしに現地に行きたいのですが

AARでは、皆さんが地雷除去をしにいくことをお勧めしていません。地雷除去を行うのには、その国に住んでいる人が一番向いていると考えるからです。慣れない生活や気候、例えば気温50度の中で作業することは、容易なことではありません。また、日本から地雷除去をしにいった場合、保険を考えたり、お給料のことを考えると、地元の人に作業してもらった方が効率がいいのです。例えば日本人1人分の給与でカンボジア人10人雇うことも可能です。また、地元で雇われた人が家族を養うことができるようになったり、地元にお金が回るようになるなどのメリットもあります。

ページの先頭へ
なぜ海外の障がい者支援を行っているのですか

地雷対策活動を進めるなかで、地雷の被害者やポリオ(小児まひ)などによる障がい者が数多く存在する、という現状に直面しました。国からの支援がほとんどない障がい者への自立支援をしていくことの重要性を認識し、職業訓練などの支援を行っています。

ページの先頭へ
どのような障がいを持つ人を支援しているのですか

現在は、主に地雷やポリオ(小児まひ)などにより、手足に障がいを持つ人へ、職業訓練や理学療法などを中心に支援しています。また、ミャンマー(ビルマ)では、現地のNGOを通じて、障がい児への支援も行っております。

ページの先頭へ
支援する障がい者はどのように選んでいるのですか

障がいを持つすべての人に支援をするのは難しいのですが、各国の実情に合わせて、それぞれ活動しております。例えば、ミャンマーの職業訓練学校では、基本的には意欲のある人は、なるべく入学できるようにしています。ただし、卒業後の独立開業する予定の地域で、既に洋裁店が多数あり開業するのが難しいような場合には、希望者と相談の上、お断りする場合があります。

ページの先頭へ
なぜ職業訓練学校に力を入れているのですか

AARでは、障がいを持つ人々にさまざまな支援を行っていますが、その人に対して一生に渡って支援をしていくことは難しいのが現状です。そのため、将来の経済的、社会的自立につながるような支援を心がけています。職業訓練を行うことにより、卒業生は独立開業や就職などの経済的自立への道が開けます。「自分のちからで生きていく。そのための今をお手伝い」と考えています。

ページの先頭へ
日本と途上国の障がい者の違いは何ですか

日本では、障がい者が生活のために利用できる制度がある程度整っています。例えば、日本では、障がい者と認められると障がい者年金が給付されたり、健康保険制度を利用して適切な治療を受ける事も可能です。
しかし、途上国では、日本のようなさまざまな制度は限られているのが現状です。また、国の文化によっては、障がい者に対する厳しい偏見などもあり、日本以上に厳しい環境での生活を強いられています。AARでは、すべての障がい者が社会に平等に参加できる事を目指し、社会サービスの行き届かない国・地域で、障がい者の経済的、精神的、社会的自立のための支援を行っています。

ページの先頭へ
ご不明な点はお問い合わせください。
お問い合わせフォーム
ページの先頭へ
難民を助ける会
特定非営利活動法人
難民を助ける会(AAR Japan)
〒141-0021
東京都品川区上大崎2-12-2
ミズホビル7階
フリーダイヤル0120-786-746
Tel:03-5423-4511
Fax:03-5423-4450
月~土、10時~19時(日祝休み)