Save with Art ポスターデザイン公募:"SOS難民キャンプ" 世界の難民・避難民を新型コロナウイルス感染症から守ろう
世界の難民・避難民の居住地では、これまでも感染症の拡大は最も恐れられていることです。
AAR Japan[難民を助ける会]では、常日頃から現地での保健衛生教育・感染症対策に取り組んでまいりました。しかし今、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス(COVID-19)に関する危険性や予防措置などの情報は、充分行き届いているとはいえません。
AAR Japanは、『Save with Artポスター』を通じて、子どもや大人、言語に関わらずビジュアルで、これらの注意喚起を促すためのポスターデザインを公募いたします。
優秀作品は印刷され、世界の難民・避難民の居住地に掲示されます。
顔を見ただけで「近寄らないでくれ」と言われた...
多くの人が密集し、劣悪な衛生環境の下にあるアフリカのケニアやウガンダの難民居住地(ともに南スーダンから避難)や、ロヒンギャ難民の避難先となっているバングラデシュをはじめ、シリアとトルコの国境に逃れているシリア難民・避難民の人々。外出制限などの政策を次々を打ち出しているトルコ政府は、その情報の多くがトルコ語です。アラビア語が母国語であるシリア難民への配慮はありません。
AAR Japanが活動するウガンダの難民居住地では、窓から顔を出しただけで、学校の教員に「近寄らないでくれ」と注意された人もいます。
より弱い立場にある難民・避難民に、少しでも感染症対策について情報を届けたい。AARが、真っ先にしなくてはならないこと。その思いから、啓発のポスター募集を始めました。あなたのアイデアをお待ちしています。(柳瀬房子 難民を助ける会 会長)
2020年4月以降、AARはトルコ、パキスタン、アフガニスタン、タジキスタン、バングラデシュ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ウガンダ、ケニア、ザンビアの各事務所を通じて、難民や障がい者家庭を対象に、衛生用品・食料品の配付や衛生啓発、情報提供の緊急対応を進めています。日本国内でも支援を実施しています。
新型コロナウイルス緊急支援の活動報告をもっと見る。
募集要項
応募資格 |
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応募作品テーマ |
新型コロナウイルスに対する危険性の理解や、感染拡大防止を訴える内容 |
作品規定 |
(1)ポスターには、必ずメッセージをお寄せください。 (2)メッセージには、作品に込めた思いや難民・避難民に寄せた思いなど、自由にお書きください。 (3)メッセージは、日本語100文字以内、英語50ワード以内とします。 (4)ポスター印刷A2縦サイズを予定しています。 (5)油彩、水彩、CGなど、表現手法は問いません。 (6)任意で、ご自身または団体としての芸術活動に対する目標やビジョン、芸術活動を通じて社会や地域に対してどのように貢献していきたいか800字以内でご提出ください。 |
提出方法 |
お申し込みはこちら(「このイベントに参加する」)から。 |
各賞および副賞 |
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審査員 |
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選考スケジュール | (1)募集期間 2020年8月1日(土)~2020年10月3日(土) (2)審査結果発表 2020年10月中旬 (3)授賞式 10月下旬(オンラインを予定) (4)ポスター掲示場所および期間 調整中 |
主催、共催、協賛、後援 |
主催:AAR Japan[難民を助ける会] |
お問い合わせ |
AAR Japan[難民を助ける会] |
作画例※準備中
審査員
植田 景子(宝塚歌劇団 脚本家・演出家)
大貫 康雄(元NHKヨーロッパ総局長)
小林 康夫(東京大学名誉教授(現代哲学、表彰文化論))
佐藤 可士和(クリエイティブディレクター)
ヴー・ダン・コイ(医師、元ベトナム難民)
葉 祥明(画家、絵本作家)
柳瀬 房子(難民を助ける会 会長)
多くの皆さまのご応募、お待ちしております