バヌアツ・サイクロン：緊急支援を実施します
大型サイクロンの直撃を受けたバヌアツで、被災者支援を行います
特定非営利活動法人 難民を助ける会（AAR Japan、本部=東京都品川区、理事長 長 有紀枝）は、3月13日に大型サイクロン「パム」の直撃により甚大な被害を受けた南太平洋のバヌアツに、日本人職員を派遣して被災者支援を実施します。
バヌアツは大小82の島からなり、新潟県ほどの総面積をもつ国です。サイクロンは首都ポートビラのあるエファテ島も直撃し、90％の建物が損壊または全壊しました。国全体では3,300人以上が避難所に逃れていますが、電気や通信、交通網が遮断され、被害の全容はいまだ明らかになっていません。（国連人道問題調整事務所UNOCHA, 2015/03/16）。バヌアツ赤十字社では、人口23万3千人のうち約半数の13万人が被災した可能性に言及しています。
AARは3月18日から職員の柿澤福郎を現地に派遣し、被害状況と必要とされる支援について調査を行います。これは緊急人道支援をサポートするジャパン・プラットフォーム（JPF※）が結成した、JPFとその加盟NGOによる合同チームで実施するもので、柿澤はそのメンバーの一員として現地入りします。
現時点では、2013年のフィリピン台風被災者支援活動等の経験を活かし、損壊した家屋の修繕や再建の支援を行う予定で、準備を進めています。
※ジャパン・プラットフォーム（JPF）は、NGO、経済界、政府が対等なパートナーシップの下、三者一体とな り、それぞれの特性・資源を生かし協力・連携して、難民発生時・自然災害時の緊急援助をより効率的かつ迅速に行うしくみを持つ中間支援団体です。AARも加盟NGOのひとつです。
バヌアツ派遣スタッフ
柿澤 福郎（かきざわ ふくろう）
2013年5月よりAAR東京事務局でアフガニスタン、パキスタン事業などを担当。2013年フィリピン台風などの緊急支援にも従事。34歳、東京出身。
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