東日本大震災被災者支援チャリティコンサート:ボサノバや復興支援ソングを通じて応援
2011年5月21日(土)、学習院女子大学やわらぎホール(東京都新宿区)にて、東日本大震災緊急支援のためのチャリティコンサートを開催しました。会場を埋め尽くす400名近い皆さまにご来場いただき、大盛況のうちに終えることができました。コンサートの純益954,128円(6月7日現在)は、東日本大震災の被災者支援のため、引き続き物資の配付や巡回診療、障害者・高齢者施設の修繕等に大切に使わせていただきます。ご来場、ご協力いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
今回ご出演くださったサパトス(ギター:木村純さん、サックス:三四朗さん)は今年で結成9年目。ジャズ・ボサノバユニットとして幅広いファン層から支持され、難民を助ける会のチャリティコンサートにはこれまでも度々ご出演くださっています。
「脱サラ」ギタリストの木村純さんとストリートパフォーマーの三四朗さん、お二人の絶妙なコンビネーションの演奏に、鈴木厚志さんの軽快で心温まるピアノが加わり、語りかけるような優しい音色が会場いっぱいに広がりました。また、サパトスのお二人による楽しいトークで会場も一層盛り上がりました。
プログラムは、スティービー・ワンダーの「Overjoyed」、ポール・サイモンの「明日に架ける橋」、「イパネマの娘」や、ビリー・ジョエルの「Just The Way You Are」など誰もが一度は耳にしたことのある馴染み深い曲の演奏に、会場の皆さまも忙しい日々を忘れ、緊張がほぐれるリラックスしたひとときを過ごしていただけたかと思います。
また、特別ゲストとして、岩手県大船渡市のふるさと大使であるアカペラカルテットのXUXU(しゅしゅ)が駆けつけてくださり、東日本大震災で甚大な被害を受けた大船渡の復興支援ソング「Camellia~椿のうた~」を披露。XUXUの4人は、震災後大船渡を訪問し、その素敵な歌声で避難所の方々を励ます活動を行い、写真とともにその報告をしてくださいました。
第2部のはじめには、震災発生後から、仙台での緊急物資の配付などに携わった難民を助ける会の安田あゆみが、支援状況について写真を交えながらご報告させていただきました。
ご来場の皆さまからのコメントを一部ですが、ご紹介させていただきます。
- 出演者のみなさんがとても親しみやすく、リラックスできました。(60代・女性)
- ビリー・ジョエルの曲が大好きで、サパトス&鈴木厚志さんに演奏していただいて、とても嬉しかった。(70代・女性)
- 難民を助ける会が障害者や高齢者など困難な生活を強いられている方を支援する様子が、報告や写真を通してよくわかりました。(30代・女性)
このコンサートは、学習院女子大学伊藤由紀子ゼミが共催、草上会(学習院女子短期大学・学習院女子大学同窓会)にご後援いただき、無償でホールを貸していただきました。同大学の先生方、同窓会の皆さま、学生の皆さまには、準備段階から多大なご尽力をいただき、心よりお礼申し上げます。
難民を助ける会は、引き続き東日本大震災の被災地支援に取り組んでまいります。
【報告者】 記事掲載時のプロフィールです
東京事務局 秋葉 佳子
2002年12月から2004年7月まで難民を助ける会勤務。元ザンビア・アンゴラ事務所駐在。結婚後、夫の仕事の関係で中国北京に5年半滞在。帰国後2010年5月より復職。1児の母。趣味は旅行。(茨城県出身)