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東日本大震災復興支援:野菜づくりが育む地域の絆

2013年09月01日  日本緊急支援
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東日本大震災発生から2年半。被災地では依然20万人以上の方々が避難生活を送っており、狭い仮設住宅で不便な生活を続けている方、故郷に戻れない不安などのストレスに苦しんでいる方も大勢おられます。「屋外で体を動かしたい」「田畑は失ってしまったけれど、また野菜を作りたい」。仮設住宅で暮らす方々のそんな要望を受け、AARでは2012年の春より、プランターや農具・苗などを提供し、菜園活動を支援しています。8月4日に開催した福島県相馬市の柚木(ゆぬき)仮設住宅で行った「収穫祭」の様子を、東京事務局の杉澤芳隆が報告します。

「野菜づくり」が、地域の方々の絆も育んでいます

柚木仮設住宅のプランター

1畳ほどの大きさのプランターで、それぞれがおもいおもいの野菜やハーブを育てています(2013年8月4日)

相馬市南部に位置する柚木仮設住宅。185世帯が暮らしており、その7割が高齢の方がです。(2013年8月時点)。AARが支援する菜園活動には24名が参加しています。

 「収穫祭」はまず、参加者がそれぞれ自分たちで作った野菜の収穫から始まりました。私も早速そのお手伝い。「見て見てー」と赤く実ったトマトを掲げてはしゃぐ方がいたり、ナスを採ろうとすると「それは、まだ早い、もうちょっと育ってからがいい」と教えてくれる方がいたり、1時間ほど汗だくになりながら賑やかに作業を行いました。美味しそうなトマト、きゅうり、なす、バジルを収穫。その後集会場に移り、パスタやフライを作り、交流しながらの楽しい昼食会になりました。
 参加された方々にお話を伺うと、「次は何を育てようかと考えるのが楽しみ」「身体を動かすので、健康的な生活になったよ」と大好評です。また、毎日のように顔を合わせるので友達になったり、「トマトが赤くなったのに収穫していない、留守にしているのかな」と互いに気にし合うきっかけになっているとのことでした。菜園活動を始める前は引きこもっていたが、今は毎日2回、野菜の世話のために外に出るため、すっかり元気になったという女性の話も伺うことができました。秋には収穫したさつまいもで「焼き芋」大会をやろうと、みなさん盛り上がっていました。菜園活動が、健康的な生活習慣や地域の方々の絆も育んでいることがわかりました。

収穫したトマトを見せる女性

「美味しそうでしょう?」

収穫祭の様子

「作業をしながらのおしゃべりが何よりの楽しみ」

料理風景g

集会場でみんなで料理。中央が東京事務局の杉澤芳隆

昼食会

「次は焼き芋大会しようね」和気あいあいと楽しい昼食会になりました

※この活動は皆さまからのご寄付に加え、AmeriCares Foundationの助成を受けて実施しています。

【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

東京事務局 杉澤 芳隆

2010年4月よりAARで広報業務を担当。東京事務局での業務のほか、東日本大震災やパキスタン洪水被災者支援(2010年)では、第一陣で現場に入り支援活動に従事(茨城県出身)

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