関東・東北水害:9月22-27日の支援活動報告
AARでは茨城県常総市で、障がい者施設等のニーズや被害状況の調査を行うとともに、22日から27日にかけて下記の支援物資を現地のNPOや福祉施設に提供しました。
【9月22日の物資配付】
- 茨城NPOセンター・コモンズ
- コピー用紙:25,500枚(被災者や、現地で活動するNPOへ瓦版を発行して情報提供するため)
- 丸いす:12脚(在日ブラジル人など情報のアクセスが限られた被災者の相談窓口のため)
【9月25日の物資配付】
- 常総市地域活動支援センターさぼてん(被災した障がい者施設)
- 湯沸かし器
- 電子レンジ
- テレビ
- 靴入れ
【9月27日の物資配付】
(全てネットワンシステムズ株式会社様からのご提供)
- 常総市地域活動支援センターさぼてん
- マスク:2,000枚
- ハンドジェル:20本
- 殺菌スプレー:24本
- 茨城NPOセンター・コモンズ
- ハンドジェル:280本
- 殺菌スプレー:144本
- 水海道総合体育館
- マスク:12,000枚
日数の経過とともに、被災地でのニーズは日々変化しています。常総市には、外国人、特にブラジル人が多く暮らしていますが、言葉の壁から情報を得るのが難しいため、通訳などのボランティアは今も必要とされています。
9月27日には常総市の避難所はあすなろの里と石下体育館に集約され、他の避難所は閉鎖となりました。しかし、この2ヵ所の避難所は浸水地域から離れているため、車が流されてしまった被災者は、清掃のために避難所から家に通うのが難しくなりました。離れた場所にある小中学校への送迎もできません。また、在宅の障がい者や高齢者などは、送迎車が被害を受けたため、共同作業所への通所や通院、離れた場所での買い物もできなくなってしまい、移動面における市民生活への影響は未だ大きいままです。
物資の不足は解消されてきましたが、市民生活は未だ元には戻っていません。AARでは引き続き、現地のニーズを把握し、活動してまいります。
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