熊本地震:不足する衛生用品の配付、炊き出し。4月19日の活動報告
心配される避難所の衛生状態
AAR Japan[難民を助ける会]は4月15日より緊急支援チームを熊本に派遣、現在は6名(加藤勉AAR理事、五十嵐豪、大室和也、大原真一郎、三木将、船越雄太)のメンバーで、炊き出し、支援物資配付、ニーズ調査を行っています。
19日、熊本市内に向かったメンバーは、避難所となっている2ヵ所の学校を訪れ、支援物資の配付とニーズ調査を行いました。被災者の方が寝泊まりしている広い体育館は、土足で出入りできるようになっており、仕切りなどもありません。水や食料はある程度揃ってきていますが、衛生用品は不足している、という状態でもありました。最初の大きな地震からすでに5日。連日のように強い余震もあり、被災者の方々は肉体的にも、精神的にも、非常に疲れがたまっています。この日はまず、これらの避難所に、合わせて消毒ジェル29本、除菌ウェットティッシュ24個、トイレットペーパー64本とマスク500枚をお届けしました。また、株式会社虎屋さまよりご寄贈いただいた、一口サイズの羊羹100本をお渡ししました。
益城町、阿蘇市の2ヵ所で炊き出しを実施
益城町では、この日も飯野小学校で、NPO法人ピースプロジェクトと協力して炊き出しを実施。しばらくカレーや牛丼など重いメニューが続いたのでさっぱりしたものを食べたい、という声にお応えし、野菜たっぷりのポトフ800食をご提供しました。今回も、被災された方や、ボランティアでこの避難所に来ていた方たちが次々と手伝いを買って出てくださいました。ここでも一口羊羹400個をお渡ししました。
この日は、阿蘇市内でも炊き出しを行いました。避難所となっている阿蘇西小学校で炊き出しが必要と聞き、周辺の避難所の方の分も含めて550食分のカレーを用意。ここでも被災者の方たちが進んで協力してくださり、あっという間に完成しました。温かいおかずや野菜がなかなか口にできなかったと喜んでくださり、避難生活の厳しさをあらためて思い知らされました。
炊き出しや物資配付を行う一方で、熊本県庁で開かれている情報共有の会議にも参加しています。県の職員、内閣府と厚生労働省の職員に加え、AARなど緊急支援を行うNGOやNPOなどが 集まり、日々変わる被災地の状況や支援についての情報を共有しています。このような会議を含め、さまざまな場で寄せられた情報を元に、直接現地に出向いてさらに正確なニーズを聞き取るなどしています。
余震が続き、被災地の方々は眠れない日々を過ごしておられます。避難所で少しでも安心して、健康に過ごせるよう、AARは活動を行ってまいります。引き続き、緊急支援に皆さまのご協力をお願いいたします。
緊急募金にご協力ください
クレジットカードで以下のボタンからお手続きください。決済業務は、決済代行会社SMBCファイナンスサービスを通じて行っています。(お申し込み情報は、ベリサイン社の暗号化技術SSLを利用して送信されます。) 銀行振込で以下の口座番号と加入者宛にお振り込みください。
【ご注意】銀行からのお振り込みは、こちらでお振り込み人さまを特定できません。 熊本地震にご寄付を希望される方は、振込人名の後に「クマモト」とご記入ください。 ※振込手数料はご本人さまのご負担になります。 コンビニで下記のボタンからお手続きください。払込用紙(ハガキサイズ)をお送りいたしますので、コンビニにお持ちになってお支払いください。 ※株式会社Eストアーのネットショップ「ショップサーブ」を利用しています。 ※手数料324円はご本人さまのご負担になります。 郵便振込で以下の口座番号と加入者宛にお振り込みください。
ご希望の方には、口座番号と加入者名を印刷した振込用紙をお送りします。 ※振込手数料はご本人さまのご負担になります。 |
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