東南アジア水害:カンボジアで緊急支援を実施します
認定NPO法人 難民を助ける会(東京都品川区=理事長 長(おさ)有紀枝)は、東南アジア一帯で発生している水害の被災者支援として、カンボジアにて緊急支援活動を行うことを決定しました。11月5日に緊急支援チームを現地に派遣し、被災状況を調査の上、支援活動を行います。
平年を上回る降水量と、同地を襲った複数の台風の影響で、タイをはじめとして東南アジア各地で水害が発生しており、メコン川流域にあたるラオス、カンボジア、ベトナムでも広い範囲で被害が出ています。カンボジアの水害は2000年以降最悪と言われており、10月28日までに死者は247人、46,000世帯が避難し、被災者は150万人に上っています(USAIDによる)。水田の3割近くが深刻な被害を受けたとみられ、農業で生計を立てている貧しい世帯に大きな影響が懸念されています。
難民を助ける会は1979年にカンボジア難民をはじめとするインドシナ難民の支援を目的に設立され、以来カンボジアでの支援活動を続けています。近年は車いす工房と障害者のための職業訓練校の運営を行ってきました。これまで現地で築き上げたネットワークと、スリランカ、パキスタンなどでの洪水緊急支援の経験を活かし、迅速に支援活動を進めてまいります。
緊急支援チーム
ラオス・ビエンチャン事務所駐在 岡山 典靖
2004年6月よりラオス駐在。大学卒業後、青年海外協力隊としてバングラデシュへ。その後水産庁の外郭団体で水産分野でのODA事業を担当。その後農村開発NGOの駐在員としてネパールで5年勤務後、難民を助ける会へ。45歳(愛知県出身)
東京事務局 林 早苗
2010年6月より東京事務局で主にミャンマー(ビルマ)、タジキスタン、スリランカの事業を担当。大学卒業後、民間企業に勤務。その後、英国の大学院で人類学を学び、国際機関勤務などを経て難民を助ける会へ。38歳(栃木県出身)
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