トルコ地震 被災者支援を再開します
認定NPO法人 難民を助ける会(東京都品川区=理事長 長(おさ)有紀枝)は、10月23日にトルコ東部で発生した地震の被災者支援を再開いたします。
難民を助ける会では、2011年10月23日にトルコ東部で発生したマグニチュード7.2の地震に際し、10月26日から太田夢香、宮崎淳、近内みゆきの3名を現地に派遣し、支援活動を実施してまいりました。その後、11月10日(現地時間9日)に再び同地域を襲った地震により、宮崎淳さんが死亡、近内が負傷したことを受け、活動を休止しておりました。しかし、2回に及ぶ大きな地震の被害を受けたトルコ東部の都市ワンでは、連日氷点下まで冷え込む寒さの中、いまだに多くの人々がテント生活を送っており、防寒具などの支援が引き続き必要とされています。
この状況を受け、難民を助ける会は支援活動を再開いたします。12月14日に事務局次長の大西清人が日本を発ち、10月からの支援活動でも協働した現地NGO「ARC」とともに、トルコの被災者の現状と必要な支援についてあらためて調査を実施します。これまで以上に安全に配慮をしながら、物資配付などの支援を行っていく予定です。
なお、「宮崎淳さんをおくる会」は12月6日に日本青年館ホテル中ホール(東京都新宿区)で開催され、トルコ共和国のアリ・ババジャン副首相や浜田和幸外務大臣政務官をはじめ、トルコの方々や支援者、国際協力関係者ら200名以上の方々にご参列いただきました。
改めて、宮崎淳さんのご冥福をお祈りいたします。
事務局次長 大西 清人(おおにし きよと)
1989年から2年間、在トルコ日本国大使館に勤務。2004年から2年間、アフガニスタンに駐在し、地雷対策活動に従事。パキスタン大地震(2005)、レバノン空爆(2006)、フィリピン台風(2009)、パキスタン洪水(2010)、ハイチ大地震(2010)で緊急支援を担当。46歳(広島県出身)
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