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ギリシャでのシリア難民支援を再開

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安全と未来を求めてギリシャに渡った難民に支援を

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命がけでギリシャにたどり着き、疲れ切った体でさらに70キロの道のり歩く人々(ギリシャ・レスボス島、2015年6月28日)

シリア難民など、危険な海を渡ってギリシャへ向かう人たちは今も後を絶ちません。トルコ政府とEUは、3月20日以降に正式な手続きを経ずにギリシャに入国した人たちをトルコに送還することを合意。4月4日には初の送還が実施されました。欧州各国の国境は次々と閉ざされ、戦火を逃れて命がけで海を渡ろうとする難民は、より厳しい状況に陥っています。

2011年に勃発したシリア危機は、たった5年間に480万もの難民を生み、その未曽有の事態に、各国政府も国連も、それに対応する制度が確立されていないのが現状です。

AARは昨年、現地団体を通じ、ギリシャに渡った難民の支援を実施しました。2015年には100万人以上が欧州を目指して海を渡り、その大半は最初にギリシャに到着しています。その膨大な数に、ギリシャでの受入態勢は全く不十分な状況に陥りました。中でも保護者のいない未成年者は、人身売買の対象となったり、情報が手に入らないために支援を受けられなかったりと、大きな危険にさらされています。そこで昨年は、現地団体のMetActionを通じ、こうした子どもたちの保護施設への移送や、栄養補助食の提供などを行いました。

2016年に入り、すでに15万人がギリシャに渡っています。今年も引き続き支援を実施するため、現在調査を進めています。シリア難民支援に皆さまのご支援、ご協力をお願いいたします。


募金にご協力ください

郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会
  • 通信欄に「シリア難民」とご記入ください。
  • 領収証が必要な方はその旨お書きください。

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