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障がい分野における2つの国際会議で発表します

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アジア太平洋地域へ、AARの提言を発信

AAR Japan[難民を助ける会]は、6月から7月にかけ、障がい分野におけるアジア太平洋地域の国際会議に出席します。AARは国内外の現場経験に基づき、障がい支援について発表します。

1つ目の会議は、2019年6月26日~28日の期間、マカオで開催される「RI(Rehabilitation International:国際リハビリテーション協会)アジア太平洋地域会合」です。"障がい者をふくめ誰一人取り残さない、権利に基づいたインクルーシブな社会の実現"が、会議の大きな目的です。この目的に沿った取り組みについて各国から事例が発表され、最新の情報を得たり課題や展望を知ることができます。AARは現在、障がい当事者などと、障がいインクルーシブな防災・減災のガイドラインの作成を進めています。本ガイドラインの取り組みや東日本大震災以降の国内外の動きについて、AAR東京事務局の野際紗綾子が発表します。

2つ目の会議は、2019年7月2日~3日にモンゴルで開かれる「第4回アジア太平洋CBID(Community-based Inclusive Development:地域に根ざしたインクルーシブな開発)会議」です。本会議では、ミャンマーにあるAARの2つの事務所から3名のスタッフが参加します。ヤンゴン事務所からは、駐在員の大城洋作と現地スタッフのスー・スー・ラインが登壇します。AARはミャンマーでは初となる企業向けの「障がい者雇用の手引き」を、現地団体とともに発行しました。この事例を、障がい者の経済的な社会参加の観点から発表します。パアン事務所からは、駐在員の安齋志保が登壇します。障がい者の社会参加について、カレン州における地域に根差したリハビリテーション事業の取り組みを発表します。
本会議は、4年に一度開催されており、7月4日には次回会議に向けた協議が行われます。アジア太平洋地域におけるネットワークの構築や連携の可能性について話し合われる予定です。日本からはJANNET(障がい分野NGO連絡会)が出席し、その代表としてJANNET幹事を務めるAARの野際紗綾子が参加します。

この2つの会議にはアジア太平洋地域の各国政府や障がい当事者団体など、合計で1,000名を超える参加者が見込まれます。AARは、インクルーシブな社会の実現を目指し、国内外における現場経験に基づいて、今後の展望や課題などを発表し、各国と学びを共有するとともに、国を越えた連携を進めてまいります。

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