プレスリリース・お知らせ

35年以上の感染症対策活動の経験をいかし新型コロナ対策緊急募金のお願いー石けん1つを添えてー

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新型コロナウイルス感染防止のための緊急支援として、AAR Japan[難民を助ける会]は既に募集中の「新型コロナウイルス対応緊急募金」に、皆さまの想いを込めた石けんを添えていただく活動を開始しました。 ご寄付金だけではなく、家に眠っている石けん1つをAARにおくっていただき、「日本からの感染拡大防止への願い」を込めて現地に届けようというものです。 

今年、活動41 年目を迎えたAAR は、海外の難民や障がい者支援、大規模災害の被災地支援とともに、医療サ ービスが整っていない不衛生な環境で暮らす国・地域の人々の生活を改善する「感染症対策・水衛生・保健事業」に長年取り組んでいます。1980 年代にはアフリカのケニア(ツルカナ地方)をスタートにザンビアのメヘバ難民定住地等できれいな水を供給するために井戸掘削事業を開始し、その後もアフリカ地域を中心にコレラや赤痢、マラリアやエイズ対策を行ってきました。

屋外で、大人が手洗い方法を伝えている。子どもはソープを使い、大人の手を見ながら泡立てて手を洗っている

手洗いの方法を学ぶ子どもたち(ウガンダ・ビディビディ難民居住地、2017年3月26日)

現在、パキスタンでは、農村部の小学校で子どもたちが安心して使えるトイレと手洗い場を整備するとともに、新型コロナウイルスなどの感染症予防の基本となる手洗い指導などの衛生啓発活動を実施しているほか、ウガンダやケニア、バングラデシュなどの難民キャンプでも、 井戸やトイレの建設、衛生啓発事業を行っています。

こうした衛生分野での経験と実績を踏まえ、今年の3月から、今般のコロナ危機に際してトルコ、パキスタ ン、アフガニスタン、タジキスタン、バングラデシュ、ミャンマー、ラオス、ウガンダ、ケニア、カンボジアの現地事務所を通じて、衛生用品の配付や衛生啓発、電話相談などの緊急対応を進めています。また、日本国 内でも障がい関連団体・障がい福祉施設にマスクや消毒液などを届けています。 

蛇口があり水が入った赤いポリタンクの前で、ソープを使い手洗い方法を女性が実演している

緊急配付した手洗い器を用いて、手洗い方法を実演(バングラデュ・コックスバザール、2020年6月14日。提供:NGO Forum for Public Health)

AAR のコロナ対策緊急募金の呼び掛けに対して、多くの個人や企業の皆さまから寄付や支援物資が寄せられ つつあります。こうしたご協力に加え、皆さまの思いをひとつの石けんに込めて、コロナ感染のリスクにさら される開発途上国の方々を支援してください。AAR 職員が必ず、難民や障がい者の方々、貧しい家庭、明日を 担う子どもたちなど現地の方々にその時々に一番必要とされているものを調整しながら直接届けます

日本を含めて、世界中の誰もが等しく新型コロナウイルスの脅威にさらされる今、互いの思いやりの大切さ がこの未曽有の難局を乗り越える力になると考えます。皆さまからの温かいご支援・ご協力を重ねてお願い申し上げます。

※【募金の受け付けはこちらから】 別ウィンドウで開きます

※備考欄に「コロナ・石けん」とご記入ください。
※AAR へのご寄付は寄付金控除の対象になります。

【石けん(固形)1 つの送付先:AAR 佐賀事務所 寄付担当】
〒840-0826 佐賀市白山1-4-28 佐賀白山ビル303 号室

【このプレスリリースに関するお問い合わせ】

担当:AAR 佐賀事務所 寄付担当
TEL:0952-37-5380

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