貴重な衣類が難民キャンプに
ユニクロなどのブランドを展開する株式会社ファーストリテイリング(山口県山口市)より、古着25万2,000着をケニアのカクマ難民キャンプへご寄贈いただきました。AAR Japan[難民を助ける会]は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と現地NGO・ケニア教会全国協議会(NCCK)などと協力し、ケニアのカクマ難民キャンプで配付しています。古着はユニクロ・ジーユーが実施する「全商品リサイクル活動」で回収されたものです。
キャンプには、昨年末より戦闘が続く南スーダンから難民が押し寄せています。着の身着のままで逃げてきた人たちは、新しい衣類の到着に大喜びでした。配付は年内に終了する予定です。このたびのご協力に心より御礼申し上げます。
配付にあたるAAR南スーダン駐在員の土川大城(左から2人目)と船越雄太(中央奥)。着替えがなく困っていた女性が衣類を受け取り、何度も「ありがとう」と言ってくれました(2014年10月2日 ケニア・カクマ難民キャンプ)
カクマ難民キャンプは、日中は40度を超える猛暑です。砂嵐が吹き荒れる中、着替えもなく、皮膚疾患などに苦む人も多くいます(2014年10月3日)
ご寄付いただいた古着をUNHCRの倉庫からトラックに積み込み、カクマ難民キャンプに向けて出発(2014年10月3日)
衣類を運ぶトラックの運転手さんも嬉しそうです(2014年10月2日)
日本から約11,100㎞離れたカクマ難民キャンプに衣類が到着。AARの土川と現地NGOスタッフで荷物を降ろします(2014年10月3日)
衣類を、男性用、女性用、子ども用に分類して並べます。難民の方々がどんどん集まってきますが、並んで順番を待ってもらいます(2014年10月3日)
世帯の人数に応じた数の衣類を順番に配付していきます(2014年10月2日)