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新刊のご案内『スレブレニツァ ―あるジェノサイドをめぐる考察―』

2009年03月19日  お知らせ
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難民を助ける会理事長 長(おさ)有紀枝が、『スレブレニツァ ―あるジェノサイドをめぐる考察―』を出版しました。

スレブレニツァ -あるジェノサイドをめぐる考察-

このたび、理事長の長(おさ)有紀枝が『スレブレニツァ ―あるジェノサイドをめぐる考察―』を出版いたしました。難民を助ける会での活動中に遭遇した旧ユーゴスラビア・ボスニアの集団殺害事件についての書籍です。東京大学大学院「人間の安全保障」プログラムに提出した博士論文をまとめ直しました。

難民を助ける会の活動地域では、ボスニアをはじめ、カンボジアやルワンダ、ダルフール(スーダン西部)など各地でジェノサイド(集団殺害)の悲劇が起きています。将来のこうした事件をどうやって防いでいくか、本書を通じて、ぜひ一緒に考えていただけたらと思います。

現在、難民を助ける会を通じてご購入いただくと、一冊につき700円が難民を助ける会の支援活動に充てられる特別販売を実施しています。是非、この機会にご購入ください!

長 有紀枝(おさ ゆきえ)

1990年9月より難民を助ける会にてボランティアを開始し、91年より専従職員となる。紛争下のボスニア、チェチェン、アフガニスタン、パキスタンなどで緊急人道支援に携わるほか、地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)の地雷廃絶活動等に携わる。旧ユーゴ駐在代表、専務理事・事務局長(00年~03年)などを経て、2008年7月理事長就任

詳細情報

スレブレニツァ ―あるジェノサイドをめぐる考察―

著者/長 有紀枝
出版/東信堂

国連の「安全地帯」に指定され、PKOオランダ部隊が展開するボスニア東部の町スレブレニツァ。ボスニア紛争末期の1995年7月、ここで「第二次世界大戦以来の欧州最大の虐殺」はなぜ起きたのか。将来の「スレブレニツァ」をどう予防するのか。「人間の安全保障」の視点から捉えた本格的ジェノサイド研究。第3部では、ルワンダ・ダルフールとの比較検討を通じて、冷戦後のジェノサイドへの国際社会の介入を分析。

定価3,990円 A5版・424頁

主要目次

第I部 ジェノサイド概念をめぐる考察
第1章 ジェノサイドとは何か

第II部 スレブレニツァ・ジェノサイド
第2章 スレブレニツァで何が起きたのか
第3章 スレブレニツァの陥落
第4章 スレブレニツァ・ジェノサイドの特徴と発生のメカニズム

第III部 ポスト冷戦期のジェノサイドへの介入をめぐる考察
第5章 ルワンダ、ダルフールとスレブレニツァ
第6章 ジェノサイドの予防に向けて

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