宮崎淳さんのご逝去から3年を迎えて
トルコのワン地方を襲った地震の被災者支援に従事していた当会の宮崎淳さんが、滞在中のホテルの倒壊で亡くなられてから、本日11月10日で3年がたちました。改めて宮崎さんのご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、ご家族の皆さまに衷心よりお悔やみを申し上げます。
AARは現在トルコで、シリア難民の方々への支援を行っています。2011年より続く内戦から逃れてきた方々への支援をはじめ、武装組織「イスラム国」の攻撃から避難してくる方々への支援をトルコの地で、トルコのNGOの方々と連携し続けられているのも、宮崎さんとのご縁かと思います。
トルコの皆さまからは、未だに宮崎さんやそのご家族に対して哀悼の意を表するメッセージが寄せられます。また宮崎さんのご縁で、在京のトルコ大使館の皆さまおよび日本トルコ文化交流会の皆さまとは、3年経った今日もご縁や交流が続いています。
本日、宮崎さんの故郷、大分の菩提寺で、事務局長の堀江とともに、宮崎さんの墓前にお参りをさせていただきました。宮崎さんのお母さまは、改めて、トルコの皆さまへの心からの感謝と、これから宮崎さんが見たであろう、ほかの支援地への思いを語っておられました。
私たちは、これからも日本の人道支援団体として、臆することなく、しかし安全管理、危機管理を徹底し、職員一人ひとりの安全を確保しつつ、私たちの支援が必要とされる場で、活動を行ってまいります。
AAR Japan[難民を助ける会]
理事長 長有紀枝