ミャンマーで唯一の障がい者のための職業訓練校が存亡の危機! ご寄付を募っています
急速な民主化が進み、世界から注目を集めるミャンマー。外国からの投資が活発化し発展の道を着実に歩む一方、政府の福祉政策は不十分なままです。
ミャンマー全土には、地雷、病気...さまざまな理由により障がい者となった人たちが約120万人いると言われますが、身体障がい者を無料で広く受け入れている職業訓練校は、AAR Japan[難民を助ける会]が運営する職業訓練校のみです。
その訓練校が、今、存亡の危機にあります。
クラウドファンディングサービスmoonshotを通じて1,105,000円が集まりました。ご協力いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。職業訓練校を運営するためのご寄付は引き続き受け付けております(2015年1月27日) |
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手数料ゼロのクラウドファンディング「moonshot」からもご支援いただけます。
障がい者の自立を支援するAARの訓練校
AARはヤンゴンで2000年より障がい者のための職業訓練校を運営しています。社会での需要が高い、理容・美容、縫製、コンピューターの技能訓練コースを設け、障がい者の自立を支援してきました。技術を身につけるには3ヵ月半かかります。受け入れ人数は各コース年間約40名と小規模ですが、15年間で巣立った卒業生1,300名の約8割が、就職や開業を達成しています。
通学手段が限られるため、全員が寮に入ります。技術を習得するだけでなく、これまで自宅に引きこもっていた人々が社会性を身につけたり、ほかの障がい者と交流する貴重な場になっています。
「人の世話にならず、自分の力で生きたい」
現在訓練校で学ぶミント・トゥーさん(33歳・男性・写真)は、生まれつき右手がありません。2008年のサイクロンで両親も家も失いましたが、車と船で一日以上かかる距離を、はるばる訓練校までやってきました。デザイナーになりたいと、毎日真剣に技術習得に励んでいます。
「家計を支えることができて、嬉しい」
裁縫店を営むティン・ティン・エーさん(27歳・女性)は、3歳で小児まひを患い右足が不自由なため、長年家の中で過ごしていました。しかし、AARの職業訓練校で縫製の技術を身につけ、今では家族の生活を支えるだけでなく、地域の人たちに裁縫の技術を指導するまでになりました。「家計を支えることができて、とても嬉しいです」と話してくれました。
15万円で、1人の障がい者が訓練を受けられます
AARの訓練校は、これまで主に日本政府からの助成金で運営してきましたが、同じ事業内容で複数年助成を受けることが難しく、2015年の2月以降は資金の目途が立っていません。 15万円あれば、ひとりの障がい者がAARの職業訓練校で3ヵ月半の訓練を受け、起業(就職)の準備を行うことができます。ぜひ、ご家族やご友人とご一緒に応援してください。 |
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【このお知らせに関するお問い合わせ】
担当:大城、伊藤
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