3月4日 参議院「政府開発援助等に関する特別委員会」にAAR理事長が出席
「開発協力大綱」の閣議決定を受けて
2015年2月10日の閣議で、政府開発援助(ODA)大綱に代わる新たな「開発協力大綱」が決定されました。これを受けて3月4日(水)に開催される参議院ODA特別委員会に、AAR Japan[難民を助ける会]理事長の長有紀枝が参考人として出席することとなりました。
ODA大綱は1992年に策定されました。今回の見直しは2003年8月以来、12年ぶりとなります。新大綱では、ODAを含む対外支援を、日本の安全保障や経済成長にやくだつかという観点を交えて「戦略的に活用」する方針が示されました。また、災害救助など非軍事の目的に限って他国軍への支援を一部可能にしたこと、支援対象国の選定については「戦略的重要性を十分に踏まえる」としたことなど、さまざまな変更点がありました。
今回の特別委員会は、参議院ODA特別委員会がODA政策に関して実施している有識者からの意見聴取の一環であり、AAR理事長の長のほか、「ODA大綱見直しに関する有識者懇談会」座長の薬師寺泰蔵氏(慶應義塾大学名誉教授)も出席されます。当日はインターネット審議中継も行われます。ぜひご覧ください。
参議院ODA特別委員会
議題 | 政府開発援助等に関する調査(開発協力大綱の下での我が国ODA等の在り方に関する件) |
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日時 | 2015年3月4日(水)13:00~(所要約2時間10分) |
中継 | 参議院インターネット審議中継 |