江戸家猫八さんの訃報に接して
このたびの、江戸家猫八師匠の突然の訃報に接し、深い悲しみとともに、謹んで、心より哀悼の意を表します。
江戸家猫八師匠とAARは、東日本大震災支援で、2011年4月に牡鹿半島の小学校と避難所をともに訪れて以来のお付き合いでした。
その後、今日まで、岩手・宮城・福島3県の、AAR主催の民謡慰問イベントにご協力 くださいました。訪問した仮設住宅や障がい者・高齢者施設の数は、のべ110か所以上にのぼります。
ご出演くださったのは、猫八さんと民謡歌手の皆さまによる「民謡人震災復興支援有志の会」、被災地の方々に少しでも元気になっていただきたいという強い思いをもった、民謡界では第一線で活躍されている方々の集まりです。猫八師匠は「仮設住宅で暮らしている、最後の一人を見送るまで慰問は続ける」と毎回お話をされておりました。
昨年12月にも民謡慰問イベントを開催したばかりでしたが、突然の訃報に、言葉もありません。
ご遺族および関係者の皆さまのご心痛はいかばかりかとお察し申し上げます。衷心よりお悔やみ申し上げますとともに、深い感謝と御礼の気持ちとともに、猫八師匠のご冥福を心よりお祈りいたします。
難民を助ける会理事長 長有紀枝