ハイチ事務所
古川 千晶
ハイチ・聖ビンセント校の元気な子どもたち
2010年10月よりハイチ駐在。大学卒業後、人材コンサルティング会社などを経てイギリスの大学院で国際開発学を学ぶ。帰国後、難民を助ける会へ。(大阪府出身)
記事掲載時のプロフィールです
難民を助ける会は、2010年1月にハイチを襲った大地震で被害を受けた人々への支援活動を行っています。ハイチ最大規模の障害者支援施設、聖ビンセント校は難民を助ける会が支援している学校のひとつです。学校は地震で大きな被害を受けましたが、難民を助ける会の支援でこの10月に仮設校舎が完成し、子どもたちは元気よく授業を受けています。
今回は、この10月にハイチに赴任したばかりの古川駐在員のフレッシュな感想をお届けします。
元気な男の子とおしゃれな女の子たち
聖ビンセント校に着くと、まだ朝7時だというのに、たくさんの子どもたちの元気な声が学校の中庭から聞こえてきました。男の子はかけっこをしたり、いたずら好きな笑顔ではしゃいでいます。女の子は皆で集まってペチャクチャとおしゃべりを楽しんでいます。
とても印象的なのは、女の子のヘアスタイルがオシャレなこと!!ほぼ全員の女の子が髪の毛をいろいろなリボンで結んでいます。クレオール語で「バレトゥ」(日本でも「バレッタ」って言いますね!)と言います。小さい頃はほとんどの女の子がバレトゥで頭を飾るそうです。
子どもたちは、私たち難民を助ける会のスタッフを見つけると「ボンジュール!(こんにちは!)」と少し照れた笑顔で手を振ってくれました。
大木の下で元気よく朝礼!
早朝のドタバタを終えると、朝礼が始まります。皆の憩いの場所である大木の下で、背の順に並び、ハイチの国歌に合わせて国旗掲揚をします。学校のスタッフのおじさんがアコーディオンで国歌を演奏し、それに合わせて子どもたちが歌います。
一番先頭の小さな女の子が列からチョロチョロと抜け出すたびに、先生が女の子の手を引いて列に戻していた光景がとても微笑ましかったです。
朝礼が終わると、各クラスに分かれ、先生と一緒に各教室に向かいます。今日も子どもたちの大きな歌声や元気な声が聞こえてきました。さあ1日の始まりです!!