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シリア国内避難民:コロナ対策支援で衛生用品の配付を開始

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AAR Japan[難民を助ける会]は8月初旬、内戦が続くシリアにおける新型コロナウイルス対策緊急支援として、現地の協力団体とともに衛生用品の配付事業を開始しました。過密状態のキャンプなどで暮らす国内避難民を主な対象として、石けんやタオル、手洗いタンク、ウェットティッシュなどの衛生用品を順次配付していきます。

屋外で、マスクと手袋を着けた男性が手を重ね合わせ、女性に手の消毒方法を教えている

衛生用品の配付を前に適切な消毒方法を指導する現地協力団体スタッフ

長引く紛争の影響で医療施設が機能していないシリアでは、新型コロナウイルスの感染拡大が大きな脅威となっています。同国内では多くの人々が避難を繰り返しながら暮らしており、過密状態のキャンプや地域での生活を余儀なくされています。こうした密集地域には十分な衛生・水施設はなく、新型コロナウイルスから身を守る予防策を講じたり、発症した場合に隔離できるスペースを確保したりすることは難しい状況です。加えて、感染防止のために発令された移動規制などの措置により、シリア国内の経済状況はさらに悪化しています。シリア通貨の下落に加え、衛生用品などの生活必需品の価格が高騰しており、人々の購買力はますます低下しています。

国連機関によると、シリアでの新型コロナウイルス対策支援として約3.84億米ドルが必要ですが、現在、各国からの拠出金はその28.5%に留まっています。新たな支援事業では、こうした状況に置かれた人々に衛生用品を届けて、少しでも衛生状態を改善することを目指します。

屋外で、マスクと手袋を着けた男性が、チラシを指差しながらもう一人の男性に説明している

衛生用品の配付を前に、リーフレットを使って感染予防策について説明する現地協力団体スタッフ

この事業のほか、すでに実施しているリスク回避教育事業も当初の計画を変更して、感染防止のための衛生啓発活動を実施しています。そこでは人数を制限したセッションを開き、感染のリスクから身を守るための知識やどういった行動を取るべきかを伝えるほか、適正な情報を広めていくためのソーシャルメディアの利用、リーフレットの配付も行っていく予定です。

世界中の誰もが等しくコロナ感染の脅威にさらされる今、とりわけ弱い立場に置かれた難民・避難民の人々は大きなリスクに直面しています。AAR Japanの支援活動へのご理解・ご協力を重ねてお願い申し上げます。

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    特定非営利活動法人 難民を助ける会
    (トクヒ)ナンミンオタスケルカイ

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