スリランカ事務所
柴崎 大輔
激辛カレーは"おふくろの味"?
記事掲載時のプロフィールです
難民を助ける会がインド洋大津波の被災者支援を行うスリランカ。今回はスリランカのカレーについてご紹介しましょう。
これを抜きには語れない
こちらでは、皆1日3食カレーを食べます。スリランカの食生活は、カレーを抜きには語れません。
スリランカ・カレーの特徴は、ココナッツをふんだんに使っているところです。また島国ということもあり、魚介類を使います。
こちらでは、どんな食材もすべてカレーかカレー風味になってしまいます。それほど、スリランカ人とカレーは、切っても切れない関係にあります。
素手で食べるのが美味しいんです
スリランカ・カレーの定番は、豆や野菜などのサイドカレーに、鶏肉や魚介類などのメインカレー、それにご飯、サラダにパパダン(薄い揚げ煎餅のようなもの)が付きます。
お皿にご飯とカレーを一品ずつ盛り、その後素手でご飯とカレーを混ぜて、口に運びます。
素手で食べる習慣がない日本人には少々難しいのですが、慣れてくるとこの方が美味しいし、手軽です。
肝心の味は、予想を裏切らず、まさに口から火が出そうな辛さ。しかし、これも慣れてしまえば気にならず、今では激辛カレーに舌鼓を打っています。
カレーもスリランカも、奥が深い
けれども事務所の運転手によれば、やはり「自分の母が作ったカレーが一番」とのこと。
日本で言えば、味噌汁の味が家庭によって違う、というのと似ていますね。
カレーなんて、どこでも同じ味だと思っていたのですが、この違いがわからないと、スリランカをわかったことにはならないことを実感しました。
それにしても、“おふくろの味”が美味しいというのは万国共通ですね。私も母の手料理が恋しくなりました。