駐在員・事務局員日記

イスをもって学校へ!? アンゴラ小学生の通学風景

2008年10月28日  アンゴラ
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執筆者

東京事務局
堀越 芳乃

記事掲載時のプロフィールです

難民を助ける会は、アンゴラで活動する唯一の日本のNGOです。北東部ルンダスル州とルンダノルテ州での地雷回避教育事業及び、モシコ州ルエナでの帰還民を対象とした職業訓練などの支援事業を行っています。

学校へ持って行くものといえば?

イスを頭に載せて運ぶ子ども

頭に載せて運ぶのがアフリカ式!

教科書、ノート、筆箱に体操着。小学生が学校に持っていくものといえば、勉強に必要な道具です。でも、ここアンゴラの小学生が持っていくのは、イスです!

2002年に内戦が終わり、国外に避難していた難民がアンゴラに戻ってきました。少しずつ人々の生活が安定し、小学校が各村に普及し始めています。でも、学校には、机もイスもありません。そのため、子どもたちは、毎朝、自分の家からイスを持って登校しているのです。

内戦から平和なくらしへ

地雷回避教育の資料を持つ子ども達

子どもから子どもへの地雷回避教育も行われています(右端が堀越)

内戦が終わって5年。今年になってようやく人々の表情が和やかになってきました。戦争が終わっても、人の気持ちが穏やかになるまでには、長い年月がかかることを肌で感じました。

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