フィリピン台風緊急支援速報・第4弾 障害者支援施設の利用者に緊急支援物資を配布
10月9日(金)、被害の大きかったリサール州カインタの障害者支援施設「タハナン・ワラン・ハグダナン(Tahanang Walang Hagdanan, Inc)(以下、TWHI)」の利用者や職員(7割が障害者)の375世帯に、砂糖など食料を含む生活物資のセットを配布しました。また、マットレスがないと寝ることのできない障害者のために、50枚のマットレスを届けました。
(2009年10月9日、大西・広谷撮影)
タハナン・ワラン・ハグダナン(TWHI)は、障害者のリハビリテーションや車イス・義肢装具の製造、学校の机や玩具などの製作などを通した自立促進、またCBR(地域社会に根ざしたリハビリテーション)などに包括的に取り組んでいます。
この施設は台風16号により1メートルの高さまで浸水。施設内に住んでいた障害者の方々は2階に逃げて助かったそうですが、寮や家族部屋も水びたしとなり、TWHI内で生活する障害者120名ほどは、これまで生乾きのマットレスまたは段ボールの上に寝ていました。工房の資材や設備等は水をかぶり、一部が使えなくなってしまいました。
難民を助ける会では、特に支援の届きにくい障害者などを中心に、今後も支援を行ってまいります。まだまだ被災地への支援は足りていません。どうか引き続きご協力をお願いいたします。