ハイチ大地震速報・第12弾 孤児のケア施設で支援物資を配布しました
難民を助ける会は、1月12日に発生したハイチ大地震による被災者支援のため、緊急支援チームをハイチに派遣。ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成を受けて、支援物資の配布を続けています。
4月17日(土)、ハイチの首都ポルトープランス郊外にある孤児を対象とした3カ所のケア施設で食料や生活用品のセットと防水シートを配布しました。
配布先と配布物資:
- ノートルメゾン(食料・生活用品セット60、防水シート47)
- ホーリーエンジェルズ(食料・生活用品セット26、防水シート52)
- セント・ビンセント(食料・生活用品セット43、防水シート86、帽子43、バッグ43)
配布対象者:同施設の孤児(セント・ビンセントは全て障害児、他2校は一部障害児)と職員
障害を持った孤児たちを優先して配布
3施設とも、今回の地震により大きな被害を受けました。
ホーリーエンジェルズは建物を囲む壁が崩壊。建屋はひび割れ程度でしたが、子どもたちが怖がるので現在は外のテントで寝ています。ノートルメゾンとセント・ビンセントは、建物がほぼ全壊してしまいました。そのためノートルメゾンはポルトープランス市内で探した仮校舎で運営、セント・ビンセントは郊外でテント生活を送っています。
セント・ビンセントは他の2施設と違い寄宿学校なので、5月初旬の学校再開に向け、株式会社イングラムを通じ株式会社小澤繁蔵商店より寄贈された帽子とバッグもプレゼントしました。同校は、ハイチで数少ない障害児学校で、理学療法クリニックも運営しています。
難民を助ける会では、引き続きハイチの被災者の中でも特に支援の行き届きにくい障害者の方々を中心に、活動を行ってまいります。