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東北関東大震災(21):3月26日 高齢者施設などを1軒1軒確認しています

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3月26日(土)は、宮城県の3ヵ所で果物などの食料や燃料(灯油・軽油・ガソリン)を配付しました。また、高齢者施設や障害者施設12ヵ所の調査を行いました。

連絡の取れない高齢者施設に行ってみると…

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被害状況の調査のために目的の施設をさがす難民を助ける会の五十嵐豪と古賀俊之。周辺はがれきで埋め尽くされ、施設は見つかりませんでした。

難民を助ける会は、災害弱者と呼ばれる高齢者や障害者への支援を重視して活動を行っています。高齢者施設や障害者施設1軒1軒に連絡を取り、被害の状況や必要な物資を確認し、支援物資を届けています。電話などで連絡が取れない場合には、直接施設に赴いて状況の確認を行うこともあります。

26日は、連絡の取れなかった施設のひとつ、宮城県山元町の高齢者デイケアセンター「ささえ愛」に向かいました。

「ささえ愛」の周辺地域は、がれきを取り除くための重機が道路を走っていて危険なため、一般車両は通行止めになっていました。地図を見ながら迂回路を探し、住所をたよりにやっとたどり着くと、そこには看板しか残されていません。周囲を歩きまわって探してみたものの施設は見つけられませんでした。パトロールを行なっている警察官に尋ねてみても、情報は得られません。

その後、山元町の社会福祉協議会を通じて、代表の方と何とか連絡が取れました。ご自身の自宅も津波で流されてしまい、23名いたスタッフも3名の方が亡くなられたそうです。利用者の方の安否は把握できていない、とのことでした。

調査を行うなかでは、このようなつらい現実に直面することがたびたびありますが、今後も地道に支援活動を続けてまいります。

26日の配付先

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東京から届いた支援物資の荷降ろしをする難民を助ける会のスタッフ

宮城県山元町
・坂元中学校(避難所、果物などの食料・飲料水を配付)
・静和園(障害者施設、ガソリン・灯油・軽油を配付)

宮城県東松島市
・第二共生園(障害者施設、ガソリン・灯油・軽油を配付)

※支援活動にあたっては、企業や団体、学校、個人の皆さまよりご寄付や物資のご提供などのご協力をいただいて行っております。すべての方々をご紹介することができませんが、何卒ご容赦ください。また、ジャパン・プラットフォーム(JPF)からの助成も受けています。皆さまのあたたかいご協力に心より感謝申し上げます。

緊急募金にご協力ください

皆さまのお気持ちを、被災された方々に確実にお届けします。どうぞご協力をお願いいたします。

郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会
*通信欄に「東北関東大震災」とご記入ください。*領収証が必要な方はその旨お書きください。

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【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

東京事務局 川畑 嘉文

難民を助ける会プログラム・コーディネーター。カメラマンとしてアフガニスタンや2009年のスマトラ島沖地震、2010年のハイチ大地震の被災地など、数々の紛争・災害の現場で活動。34歳(千葉県出身)

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