東北関東大震災(25):ようやく灯りがともった避難所
3月29日(火)は8人の緊急支援チームで、岩手県山田町1カ所、石巻市鮎川浜(牡鹿半島)2カ所、仙台市太白区1カ所に、食料や毛布、マスク、おむつなどを配付しました。
不足しているものを聞きながら、必要なものを届ける
240人が避難している岩手県山田町の陸中海岸青少年の家には、グレープフルーツやきなこ餅、ポテトチップスなどの食料と、下着、マスクなどを配付しました。水道は止まったままで、給水車はきてくれるものの、お風呂も入れず、洗濯もままならない不便な暮らしを続けています。ここには、全壊してしまった障害者施設はままつ学園から避難してきた障害者の方々40名が避難しています。彼らはこれまで、コンクリートの床の上に毛布をひいて寝ていてとても寒いというお話を聞いたので、毛布60枚も併せて届けました。
避難者の方にお話を聞いていると、突然電気が灯りました。この日、発電機を設置し、限定的ですがようやく電気がついたのです。
29日の配付先
岩手県山田町
・陸中海岸青少年の家(避難所、240人)
宮城県石巻市鮎川浜(牡鹿半島)
・鮎川中学校(牡鹿半島全体の配布物資の集積所)
・清優館(避難所、180人)
仙台市太白区
・CILタスケット(高齢者施設、60人)
※支援活動にあたっては、企業や団体、学校、個人の皆さまよりご寄付や物資のご提供などのご協力をいただいて行っております。すべての方々をご紹介することができませんが、何卒ご容赦ください。皆さまのあたたかいご協力に心より感謝申し上げます。
緊急募金にご協力ください
皆さまのお気持ちを、被災された方々に確実にお届けします。どうぞご協力をお願いいたします。
郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会
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【報告者】 記事掲載時のプロフィールです
東京事務局 川畑 嘉文
難民を助ける会プログラム・コーディネーター。カメラマンとしてアフガニスタンや2009年のスマトラ島沖地震、2010年のハイチ大地震の被災地など、数々の紛争・災害の現場で活動。34歳(千葉県出身)