活動ニュース

東北関東大震災(25):ようやく灯りがともった避難所

2011年03月30日  日本緊急支援
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3月29日(火)は8人の緊急支援チームで、岩手県山田町1カ所、石巻市鮎川浜(牡鹿半島)2カ所、仙台市太白区1カ所に、食料や毛布、マスク、おむつなどを配付しました。

不足しているものを聞きながら、必要なものを届ける

陸中海岸青少年の家の被災者に毛布を届ける難民を助ける会ボランティアスタッフ(左)

陸中海岸青少年の家に避難している方々に毛布を届けました。左は難民を助ける会ボランティアスタッフ

240人が避難している岩手県山田町の陸中海岸青少年の家には、グレープフルーツやきなこ餅、ポテトチップスなどの食料と、下着、マスクなどを配付しました。水道は止まったままで、給水車はきてくれるものの、お風呂も入れず、洗濯もままならない不便な暮らしを続けています。ここには、全壊してしまった障害者施設はままつ学園から避難してきた障害者の方々40名が避難しています。彼らはこれまで、コンクリートの床の上に毛布をひいて寝ていてとても寒いというお話を聞いたので、毛布60枚も併せて届けました。

避難者の方にお話を聞いていると、突然電気が灯りました。この日、発電機を設置し、限定的ですがようやく電気がついたのです。

29日の配付先

岩手県山田町
・陸中海岸青少年の家(避難所、240人)

宮城県石巻市鮎川浜(牡鹿半島)
・鮎川中学校(牡鹿半島全体の配布物資の集積所)
・清優館(避難所、180人)

仙台市太白区
・CILタスケット(高齢者施設、60人)

陸中海岸青少年の家に次々と届く毛布

陸中海岸青少年の家に毛布を運び入れる。コンクリートの床に毛布一枚引いただけの生活が続いていた

避難生活を送る小学校1年生の少女

陸中海岸青少年の家の体育館で避難生活を送る小学校1年生の少女。「学校は壊れてたけど、(体育館には)友達がいるから大丈夫」

鮎川中学校にみんなで支援物資を運び込む

鮎川中学校にみんなで支援物資を運び込む(右端は難民を助ける会の古賀俊之)

宮城県牡鹿半島の被災地

建物の上に津波に流された家が積み重なっている(宮城県牡鹿半島)

※支援活動にあたっては、企業や団体、学校、個人の皆さまよりご寄付や物資のご提供などのご協力をいただいて行っております。すべての方々をご紹介することができませんが、何卒ご容赦ください。皆さまのあたたかいご協力に心より感謝申し上げます。

緊急募金にご協力ください

皆さまのお気持ちを、被災された方々に確実にお届けします。どうぞご協力をお願いいたします。

郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会
*通信欄に「東北関東大震災」とご記入ください。*領収証が必要な方はその旨お書きください。

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【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

東京事務局 川畑 嘉文

難民を助ける会プログラム・コーディネーター。カメラマンとしてアフガニスタンや2009年のスマトラ島沖地震、2010年のハイチ大地震の被災地など、数々の紛争・災害の現場で活動。34歳(千葉県出身)

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