ハイチ・聖ビンセント校のトイレ、シャワー室、台所を修理・増築しました
「安心して使える」と子どもたちにも好評です
難民を助ける会では、2010年1月にハイチを襲った大地震の被災者支援を継続しています。被災から3カ月間、食料や生活必需品を配付し、その後地震によって倒壊した障害児の教育・医療施設や児童養護施設の運営を支援しています。
障害者支援施設「聖ビンセント校」では、昨年、仮設校舎とクリニックの建設を行いました。今年に入り、重度の障害を抱えた子どもたちや遠方に住む障害児のために併設されている同校の寄宿舎のトイレ、シャワー室、台所を修理・増築しました。悪臭が漂っていたトイレが新しくなり、障害を持つ子どもが使いやすいように、手すりも付けました。子どもたちにとても好評です。コレラ感染者が23万人を超えた(2011年2月時点)ハイチでは、衛生環境の整備は欠かせません。感染は収束に向かいつつあるともいわれていますが、4月からはじまる雨季には再び感染の拡大、流行が懸念されています。難民を助ける会はあわせてコレラ対策も進めています。
【報告者】 記事掲載時のプロフィールです
東京事務局 加藤 亜季子(かとう あきこ)
2010年4月より東京事務局で主にハイチ事業とザンビア事業を担当。大学卒業後、民間企業に勤務。英国の大学院で社会開発を学び、政府系研究機関、在外公館勤務を経て難民を助ける会へ。(東京都出身) .