東日本大震災(55):手作りバッグを被災地へ届けています
励ましの気持ちがこもった手作りバッグを被災地の皆さまへ
難民を助ける会では、4月から5月にかけて、全国の皆さまに手作りトートバッグの寄贈をお願いしました。避難所で生活されている方々から、身の回りのものをまとめたり支援物資を運んだりするのに、バッグがあると便利という声が聞かれたためです。この呼びかけに国内外の多くの方がご協力くださり、1ヵ月少しという短期間で約5000個ものバッグが集まりました。
5月25日、このバッグをお渡しするため、福島県相馬市のスポーツアリーナそうまを訪れました。ここでは畳敷きの柔道場などを利用して、現在80名ほどの方が避難しています。
それぞれのバッグには、難民を助ける会のマスコット、「サニーちゃん」のぬいぐるみと、バッグを作ってくださった方からの応援のお手紙が入っています。避難所の皆さまはうれしそうに気に入ったバッグを手に取り、「きれいにできてるわね」「さっそく使うわ!」と喜んでいらっしゃいました。
今後も各地の被災地にトートバッグをお届けしてまいります。バッグを作ってくださった皆さまに御礼申し上げます。
【報告者】 記事掲載時のプロフィールです
東京事務局 杉澤 芳隆
2010年5月より東京事務局勤務。大学卒業後、民間会社勤務を経て、難民を助ける会へ。東日本大震災では、3月13日に現地に入り、支援活動に従事。(茨城県出身)