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東日本大震災(55):手作りバッグを被災地へ届けています

2011年06月07日  日本緊急支援
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励ましの気持ちがこもった手作りバッグを被災地の皆さまへ

バッグを手に記念写真

スポーツアリーナそうまの避難所にて、バッグをお渡しした皆さまと、難民を助ける会事務局長の堀江良彰(中央)

難民を助ける会では、4月から5月にかけて、全国の皆さまに手作りトートバッグの寄贈をお願いしました。避難所で生活されている方々から、身の回りのものをまとめたり支援物資を運んだりするのに、バッグがあると便利という声が聞かれたためです。この呼びかけに国内外の多くの方がご協力くださり、1ヵ月少しという短期間で約5000個ものバッグが集まりました。

5月25日、このバッグをお渡しするため、福島県相馬市のスポーツアリーナそうまを訪れました。ここでは畳敷きの柔道場などを利用して、現在80名ほどの方が避難しています。

バッグに入っていたお手紙を読む避難所の方

「あらー、うれしいねぇ」バッグに添えられたお手紙に笑顔がこぼれる

それぞれのバッグには、難民を助ける会のマスコット、「サニーちゃん」のぬいぐるみと、バッグを作ってくださった方からの応援のお手紙が入っています。避難所の皆さまはうれしそうに気に入ったバッグを手に取り、「きれいにできてるわね」「さっそく使うわ!」と喜んでいらっしゃいました。

今後も各地の被災地にトートバッグをお届けしてまいります。バッグを作ってくださった皆さまに御礼申し上げます。

自宅避難者の方と難民を助ける会の職員、バッグを手に

5月26日には、岩手県釜石市の個人のお宅にバッグを届けました。食品や医療サービスの手に入りにくい状況が今も続いているそうです

安渡小学校にてバッグを配る

5月26日、岩手県大槌町の安渡小学校内の避難所に。安渡小学校の児童は今は近くの吉里吉里小学校に通っており、校庭には仮設住宅が建設中です

【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

東京事務局 杉澤 芳隆

2010年5月より東京事務局勤務。大学卒業後、民間会社勤務を経て、難民を助ける会へ。東日本大震災では、3月13日に現地に入り、支援活動に従事。(茨城県出身)

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