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東日本大震災(76):石巻市の中学・高校に自転車200台を寄贈しました

2011年09月12日  日本緊急支援
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通学の手段を確保するために

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受け取った自転車に思わずVサインで喜ぶ生徒の二人

震災の被害が大きかった宮城県石巻市では、電車・バス路線の一部でいまだに復旧のめどがたっていません。1学期は車のある保護者に送迎してもらう生徒もいましたが、毎日の送迎は保護者の大きな負担になっていました。また、夏休みの間に避難所から遠方にある仮設住宅へ移った生徒も多く、9月からの新学期を控えた市内の中高生にとっては、通学の手段をどうするかが大きな問題となっていました。そこで、難民を助ける会は、石巻市にある5つの中学・高校(石巻市立女子高等学校、石巻高等学校、石巻好文館高等学校、石巻北高等学校、石巻市立稲井中学校)に、計200台の自転車を寄贈しました。

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石巻市立女子高等学校の前で三国校長(中央右)と生徒の皆さんと。ベイリー社長(前列中央左)、会長の柳瀬房子(左隣)、特別顧問の吹浦忠正(後列中央左)

8月19日、自転車の贈呈式が宮城県石巻市立女子高等学校で行われました。贈呈式には5つの中学・高校からは校長、教頭をはじめとする教員の方々、生徒の皆さんが出席しました。また、今回の寄贈に際しご支援くださったスイスのロレックス株式会社を代表し日本ロレックス株式会社のブルース・R・ベイリー代表取締役社長、難民を助ける会からは会長の柳瀬房子、特別顧問の吹浦忠正が出席しました。

 

 

「学習に、部活動に、有意義な学校生活を送れるよう努力していきたい」

 

生徒の皆さんは、自転車を受け取りとても喜んでいました。

石巻市立女子高等学校2年後藤葵さんが代表して、ご支援・ご協力くださった皆さまへお礼のお手紙をくださいましたのでご紹介します。今後の学生生活や被災地復興、さらには難民の子どもたちへの想いについても綴られています。

 

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石巻市立女子高等学校の後藤葵さんからいただいた、心のこもったお礼のお手紙

 

なお、今回の支援は、スイスのロレックス株式会社からのご寄付により実現したものです。また、株式会社ブリヂストンサイクル、宮城県ライフル射撃協会、稲井おやじの会の皆さまにご協力をいただきました。皆さまのご支援・お力添えにあらためて御礼申し上げます。

 

※支援活動にあたっては、企業や団体、学校、個人の皆さまよりご寄付や物資のご提供などのご協力をいただいて行っております。すべての方々をご紹介することができませんが、何卒ご容赦ください。皆さまのあたたかいご協力に心より感謝申し上げます。

緊急募金にご協力ください

皆さまのお気持ちを、被災された方々に確実にお届けします。どうぞご協力をお願いいたします。

郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会
*通信欄に「東日本大震災」とご記入ください。*領収証が必要な方はその旨お書きください。

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【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

東北事務所長 野際 紗綾子

2005年4月より難民を助ける会へ。2008年ミャンマーサイクロン、2009年スマトラ沖大地震、2010年パキスタン洪水など多数の緊急支援活動に従事。東日本大震災では発生2日後から被災地に入り、緊急支援チームの東北事務所長として活動を行っている。

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