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トルコ地震:パン焼き小屋の設置を進めています

2012年02月14日  トルコ緊急支援
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「毎日のパンがまた焼けるようになります」

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コチキョイ村に届いたパン窯を囲む村の女性たち。中央は難民を助ける会の近内みゆき(2012年2月2日)

難民を助ける会はトルコ東部の地震被災地で緊急支援活動を続けています。昨年11月の地震で支援活動中に負傷した職員の近内みゆきも回復し、再び現地で支援活動を行っています。

トルコ東部、ワン県の標高2,000mを超える山地に点在する被災地の村々は、厳しい冬を迎えています。難民を助ける会では食料や日用品の配付を続けると同時に、共同のパン焼き小屋の設置を進めています。トルコでは小麦粉で作るナンと呼ばれるパンをよく食べます。ナンは各家庭のパン窯で焼くのが普通でしたが、今回の地震でそのパン窯を失ってしまった世帯が数多くあり、パンの購入費が負担となっています。今回パン窯を備えたパン焼き小屋を建てることで、ふたたび日々のパンを自分たちで焼けるようになるのです。村にパン窯を届けると、村の女性たちはうれしそうに中を覗いて、使うのが楽しみだといった様子で話しあっていました。2月5日までに5つの村で計24のパン焼き小屋が完成し、うち19の小屋ではパン窯の設置も完了しています。

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パン焼き小屋までパン窯を運びます。一面雪に覆われたコチキョイ村(2012年2月2日)

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村人みなで使えるパン焼き小屋ができました(コチキョイ村、2012年2月2日)

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バケツに入れた支援物資を受け取りにきた家族と、難民を助ける会の近内みゆき(右。ヤバル村、2012年2月3日)

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1月29日から2月4日にかけて、4つの村で計約300世帯に支援物資を配付しました(イェシルス村、2012年2月4日)

※この活動は、皆さまからのご寄付に加え、ジャパン・プラットフォームの助成を受けて実施しています。

【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

東京事務局 川畑 嘉文

カメラマンとしてアフガニスタンや2009年スマトラ島沖地震など、数々の紛争・災害の現場で活動。難民を助ける会の2010年ハイチ大地震、2011年東日本大震災での緊急支援にも従事。

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