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ケニア:続く洪水被害、家に帰れない住民たち

2013年05月09日  ケニア緊急支援
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今も村から水が引かず、帰れる目処は立ちません

洪水が発生したケニアで、引き続きケニア赤十字と連携して支援物資の配布を行っています。5月1日の第一弾に続き、5月2日はガリッサ県ファフィ郡の2つの地域で計89世帯に、4日はタナ川沿いの貧困世帯16世帯に、今すぐに必要な防水シート1枚、毛布2枚、蚊帳2張り、石鹸2セット、10Lのポリタンク2個をセットにして手渡しました。同時に被害状況を調査しています。
タナ川沿いには、もともと貧困世帯が密集して暮らしていました。家は非常に脆い作りのため、被害も甚大です。今も家が水底に沈んだままの方、浸水した家の下半分を流されてしまった方、家財道具を何一つ持ち出せずに避難した方が、たくさんいます。特に困っている方々に確実に物資を届けられるよう、ひとりひとり被災状況をしっかり調査のうえ、物資をお渡しします。支援物資の配布は、今週いっぱい続けます。

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腰まで水につかって移動をする方々。道路は完全に沈んでいます。(2013年5月3日)

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増水したタナ川の水に、家の下半分を流されていました。今も家のすぐ横まで水が迫っています(2013年5月3日)

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水に沈んだ道をやってきて、びしょぬれで被害をうったえるお母さん(2013年5月3日)

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避難先のテントで新学期の準備をする子ども。無事に学校に行けますように。(2013年5月3日)

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本当に必要としている人に支援物資を届けるため、ひとりひとりに手渡します。木ののすぐ後ろまで水が迫っています。(2013年5月4日)

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タナ川沿いの村から3週間前に家族とともに避難してきたファトゥマ ハサン コファさん(右、30歳)。村はまだ水の底で、帰宅の目処は立っていません。(2013年5月2日)

 

緊急募金にご協力ください

募金を受け付けています。どうぞご協力をお願いいたします。

郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会
  • 通信欄に「ケニア水害」とご記入ください。
  • 領収証が必要な方はその旨お書きください。

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【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

ケニア事務所駐在 松本理恵

2004年4月より東京事務局でアフガニスタン、カンボジアなどの事業を担当、2010年からのパキスタン駐在を経て、2012年4月よりケニア駐在。これまでスマトラ島沖大地震(2009年)やハイチ大地震(2010年)などで緊急支援に従事した経験をもつ。

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