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ミャンマー洪水緊急支援:支援物資を配付しました

2013年09月05日  ミャンマー緊急支援
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支援の手の届かない村に食料や生活必需品を届けました

支援物資を受け取る被災者

AAR現地職員(左)から生活必需品一式とお米を受け取って笑顔を見せる洪水被災地の村人(右、カレン州パアン地区、2013年8月29日)

青い矢印がパアン

AARは、ミャンマー(ビルマ)南東部のカレン州において、2013年7月下旬から発生した洪水の被災者に対し、支援物資を配付しました。

2013年7月から8月にかけて、ミャンマー南東部では断続的に大雨が降り、各地で洪水が発生しました。被害の大きかったカレン州では、避難者数は一時は3万人以上に上りました。AARは、今年7月に地雷対策活動のために新たに設立したパアン事務所を拠点に、被害が甚大なラインブエ川周辺で、支援の手の届いていない7つの村に緊急支援物資を配付することを決定し、調査や物資の調達を進めてきました。今回AARが支援する村は交通の便の悪い地域にあるために他の国際支援団体からの支援は届いておらず、AARの現地職員が調査のため訪問した際には、住民の方々から驚きと感謝の言葉が上がったほどです。

2013年8月29日に3村241世帯に、9月3日には残り4村の234世帯に、支援物資を配付しました。一般世帯には米や衛生用品などを、農家には、今後の農作業が再開できるように肥料と農機具用の燃料を、それぞれ届けました。ご協力くださった皆さまに心より御礼申し上げます。

AARでは引き続き、被災した方々の生活再建を支援していく予定です。皆さまのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

水に囲まれた建物に向かう小舟

配付場所となった僧院は、一面水に囲まれていました(カレン州パアン地区、2013年8月28日)

僧院内での物資配付の様子

僧院に集まって支援物資を受け取る被災地の方々。手前は毛布を載せた生活必需品のセット(カレン州パアン地区、2013年8月29日)

燃料を受け取る人

農家の方々には肥料と燃料(写真の黄色いタンク)を配付し、今後の復興を支援します(カレン州パアン地区、2013年8月29日)

一面水に浸かった通り

村によっては通りが川のようになっていました(カレン州パアン地区、2013年8月28日)

配付した支援物資(1世帯あたり)

一般世帯へ:米(50kg)、大判タオル1枚、毛布2枚、コップ1個、浄水ネット1個、蝿帳1個、スプーン12本、お皿5枚、洗剤1ケース、石けん1個、バケツ1個、歯磨き粉1本、歯ブラシ5本、蚊帳1張(一部地域を除く)

農家へ:ディーゼル燃料(約14リットル)、肥料(50kg)

※この活動は、皆さまからのあたたかいご寄付に加え、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成を受けて実施しています。

緊急募金にご協力ください

募金の受付を開始しました。どうぞご協力をお願いいたします。

郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会
  • 通信欄に「ミャンマー水害」とご記入ください。
  • 領収証が必要な方はその旨お書きください。

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【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

東京事務所 古川 千晶

大学卒業後、人材コンサルティング会社などを経てイギリスの大学院で国際開発学を学び、帰国後AARへ。2010年10月よりハイチ駐在。2012年1月からは東京事務局で勤務し、アフガニスタン事業、ミャンマー事業を担当。

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