ネパール地震緊急支援:地震の爪跡がそのまま残る山頂の村
5月18日(月) ネパール大地震緊急報告会を行います
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山道を越え、川の中を進んで支援物資の配付会場へ
山間部のダーディン郡タサルプー村での活動を続けています。14日には、村の中でも特に奥地にある、2区と8区の計308世帯に支援物資を配付しました。
まず首都カトマンズから3時間ほどの山の麓まで4トントラック4台で物資を運び、河原でトラクター5台に荷物を移し替え、川の中を進みます。2日前の強い余震を受け、地元の運転手と検討し、山道よりも安全な経路と判断しました。1時間ほど川を行った低地が、今回の配付会場です。
5月14日の配付内容
配付場所:ダーディン郡タサルプー村2区、8区
世帯数:308世帯
配付したもの:
【食料】2週間分の米、ダール(豆)、塩、調理用油、香辛料(マサラ、ターメリック)
【生活用品】バケツ、蚊帳2張、床敷用のマット
「家族が安心して眠れる場所がほしい」
配付会場から村までは、狭く険しい山道を戻らなくてはなりません。被災者の方たちは配られたお米などを頭や背に担ぎ、慣れた足取りで登って行きます。1時間ほど登った場所にある8区は、ほぼすべての家屋が倒壊し、瓦礫も取り除かれていない状態でした。
車両が通れない山間部の被災地では、崩れた家屋の撤去もされず、支援物資も届かないという地域がまだまだ残されています。強い余震がこの厳しい状況に拍車をかけています。AARは今後もこうした地域に支援を届けてまいります。どうか引き続き、皆さまのご協力をお願いいたします。
※この活動は、皆さまからのあたたかいご支援に加え、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成を受けて実施しています。
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郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会 |
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【報告者】 記事掲載時のプロフィールです
東京事務局 松本 夏季(なつき)
2012年4月より東京事務局にて広報担当。大学院在学中に国際機関でインターンとして勤務し、卒業後AARへ。(東京都出身)