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ミャンマー:水害被災者への緊急支援を開始

2015年08月13日  ミャンマー緊急支援
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ミャンマーでは、7月から降り続く大雨によって発生した洪水で、少なくとも103人が死亡、累計で27万世帯が避難を余儀なくされ、被災者128万人にも及ぶ大きな被害が出ています(ミャンマー社会福祉救済復興省)。ヤンゴンとカレン州に事務所をもつAARは、現地の障がい当事者団体と協力して、緊急支援を実施しています。

AARと現地協力団体の「MILI」は、ヤンゴン地域やマグウェイ地域、バゴー地域、ラカイン州など10ヵ所で、特に被害の大きかった世帯や、障がい者とその家族を中心とした1,200世帯に、食料や緊急に必要となる生活物資、松葉づえ等の補助具を配付することとしました。MILIはこの10地域すべてに事務所を持っており、地域の障がい者の状況を把握しています。現在はニーズ調査や物資調達などを進めるとともに、一部地域では配付を開始しています。来週早々には本格的な物資配付を実施する予定です。

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魚を売って一家5人を支えていたミンシュエさん。洪水で家財道具も仕事道具も一切失いました。水は高床式の家の屋根近くにまで達し、住むことができません(2015年8月11日、エーヤワディ地域、写真提供:MILI)

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ひざ上まで冠水した中を、避難所に向かう住民。井戸やため池も泥水に汚染され、水が引いた後の衛生状態も心配されます(2015年8月10日、ヤンゴン、写真提供:MILI)

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突風と洪水で倒壊した家屋。全国で15,000以上の家屋が洪水や地滑り、突風で損壊しました(2015年8月1日、ラカイン州、写真提供:MILI)

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MILIの代表を務めるネイリンソウ氏(左)と協議する、ヤンゴン事務所駐在代表の中川義雄(右、2015年8月13日、ヤンゴン、写真提供:MILI)

緊急募金にご協力ください

募金の受付を開始しました。どうぞご協力をお願いいたします。

郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会
  • 通信欄に「アジア水害」とご記入ください。
  • 領収証が必要な方はその旨お書きください。

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【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

ヤンゴン事務所 中川 善雄

大学卒業後、日本赤十字社に約5年勤務。その後、国際協力の現場を希望しAARへ。2011年3月より2013年9月までタジキスタン駐在。2013年10月よりミャンマー・パアン事務所、2015年1月より同国ヤンゴン事務所駐在代表。神奈川県出身

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