パキスタン水害:被災した学校に仮設テントを
7月以降、広範囲で大規模な洪水が発生していたパキスタンでは、現在は降雨量も落ち着き、水没した地域の水位も低下してきています。一方で、浸水した学校はまだ使える状態ではなく、再開が遅れていたり、炎天下に屋外で授業をしたりといった状況です。AARでは被災地域のニーズ調査の結果、パンジャブ州レイヤ郡の教育局から要請のあった、校舎用の大型仮設テントを支援することとなりました。
パンジャブ州は特に洪水被害の大きい地域のひとつで、被災者46万人、1万7千棟もの家屋が損壊し、未だに824人が被災者用キャンプで過ごしています(国連人道問題調整事務所、2015年8月25日)。
インダス川に近い地域では、水が引くまでに半月~1ヵ月、あるいはそれ以上かかると見込まれています。その間、校舎の使えない子どもたちが安全な環境で学べるよう、支援を求めています。
AARでは現在、支援する学校の選定やテントなどの物資の調達を急いでいます。
緊急募金にご協力ください
募金の受付を開始しました。どうぞご協力をお願いいたします。
郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会 |
- 通信欄に「アジア水害」とご記入ください。
- 領収証が必要な方はその旨お書きください。
最新情報はTwitter、メールマガジンでもお知らせしています
- AARアカウント(@aarjapan) http://twitter.com/aarjapan
- AARメールマガジン 登録はこちらから
【報告者】 記事掲載時のプロフィールです
パキスタン事務所 原 文次郎
大学卒業後、電機メーカーに勤務。米国同時多発テロを機にアフガン難民支援のボランティア活動を開始。その後国際協力NGOなどを経て、2013年10月よりAARへ。静岡県出身