スーダン:洪水被災者支援で毛布を提供
AAR Japan[難民を助ける会]は、 スーダンで発生した水害の被災者に対し、緊急支援を実施しています。
スーダンでは、6月中旬からの断続的な大雨により各地で洪水被害が発生し、これまでに少なくと114人が死亡、14,000軒以上の家屋が流されて被災者は16万人以上にのぼっています。AARが2012年から事務所をおいて地雷対策や水衛生事業を実施しているカッサラ州は、最も大きな被害が出ている州のひとつで、これまでに25人が死亡、約8,000軒の家屋が損壊しています。
このような状況を受けて、AARはスーダン政府の要請に応え、毛布1,000枚を提供しました(右写真)。これらの毛布はカッサラ州内でも特に被害が大きかったハミシュコレイブ郡、ノースダルタ郡、リーフィーアロマ郡で家を失った住民に配付されます。
現地では幹線道路などが寸断されているために、支援の行き届かない地域もあるとされ、被害の全容はつかめていません。また、雨季は9月まで続くことから、更なる被害の拡大も懸念されます。引き続き、緊急募金にどうかご協力をお願いいたします。
【報告者】 記事掲載時のプロフィールです
スーダン事務所 本田 悠平
2016年7月より現職。高校卒業後、JRの駅員として1年間の勤務を経て大学に進学。民間企業での海外営業を経験したのち、AARへ。富山県出身