台風10号被害：引き続き岩泉町で炊き出しを実施

AARの炊き出しに加え、岩泉町の職員の方が作ったおにぎりと卵焼きを食べる避難所の方々（2016年9月8日）

AAR Japan［難民を助ける会］は、岩手県で台風10号の被害にあった方々への支援活動を行っています。9月7日は、引き続き岩泉町の避難所「小本津波防災センター」で昼夜2回、炊き出しを実施しました。昼は豚汁350食を提供、夜は洋風おでん350食に加え、余った食材を活かし、ポテトサラダ、椎茸・ちくわ・さつま揚げの煮物、トマトソースのスパゲティなど、バラエティに富んだメニューを提供しました。椎茸は岩泉町の住民の方が善意でご提供くださったものです。また、NPO法人ピースプロジェクトのボランティアの皆さまが調理を手伝ってくださいました。

避難されている女性の一人は「家が浸水の被害を受け、まだ停電しているのでここに来ました。おいしい豚汁をありがとうございます」と喜んでくださいました。
また、岩泉町の職員の方が作るおにぎりを運搬する台車が足りないため、AARが荷物の運搬用に持ち込んでいた台車2台を避難所に提供しました。

台風の上陸から一週間が経ちましたが、岩泉町によると、未だ400名以上が避難生活を送っています（9月8日午前7時現在）。AARは今後も、ニーズの調査を行ってまいります。どうぞ緊急募金に皆さまのご協力をお願いいたします。