ウガンダ:難民居住地に3棟の仮設校舎が完成
難民の子どもたちが教育を受け続けられるように
今年7月以降、南スーダンからの難民が急激に流入しているウガンダ。中でもビディビディ難民居住地は、8月に新たに開設されて以来、すでに15万人を上回る難民が押し寄せています。そのうち64%は18歳以下の子どもたちです。AAR Japan[難民を助ける会]が活動を始めた9月の時点では、急ごしらえのテントに身動きもとれないほどに子どもたちを詰め込んだり、屋外で青空教室を開くなどして、やっと授業をしている状況でした。学校が遠くて通えない子も多くいました。
そこでAARは一刻も早く子どもたちが学べる場所を整えたいと、小学校の仮設校舎を建設。このたび、3棟9教室が完成しました。併せて約1,300人が新しい教室で学べるようになります。教員や教科書は、協力団体のウィンドル・トラストが手配。もう間もなく、ここで授業が始まります。
ビディビディには今も新しく難民が流入しているため、AARは今後さらに3棟の小学校校舎を建設する予定です。
南スーダンの情勢はまだまだ安定しませんが、だからこそ尚更、この国の将来を担う子どもたちの教育の灯が途絶えないよう、支援をしてまいります。
引き続き、南スーダン難民支援にご協力をお願いいたします。
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【報告者】 記事掲載時のプロフィールです
平間 亮太
大学在学中に青年海外協力隊に参加し、西アフリカのベナン共和国でエイズ対策活動に携わる。帰国後大学院で国際保健学を学び、2012年にAARへ。ハイチ事務所、ザンビア事務所を経て、2016年8月より東京事務局でウガンダでの南スーダン難民支援を担当(北海道出身)