ハイチ・ハリケーン:待ち望まれていた支援
「このような物資をもらえてありがたいです」
AAR Japan[難民を助ける会]緊急支援チーム(大室和也・池上亜沙子)は、10月4日に上陸した大型ハリケーンにより甚大な被害を受けたハイチで、支援物資の配付を続けています。これまでにハイチ南部グランダンス県のジェレミー市と南県のレ・カイ市で、食料や衛生用品を配付しました。
そして11月9日、ジェレミー市中心部から車で2時間ほどのシャンベラ地域の障がい者団体のメンバー150世帯に下記の支援物資を配付しました。
この団体は、これまで支援が十分には届いていませんでした。
食料 | 米10kg、水(1.5Lペットボトル)12本、塩1kg、豆500g、食用油1L、砂糖1ポンド、パスタ2袋、ソーセージ2缶、魚の缶詰2缶、トマトソース1缶、ビスケット1箱、コーヒー1缶 |
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衛生用品 | 生理用品3箱、トイレットペーパー3ロール、石けん3個、歯磨き粉1本、歯ブラシ4本 |
その他 | ブルーシート1枚、バケツ1個、ジップロック1箱、浄水剤約20袋、蚊帳1張、殺虫剤1本 |
(以上1世帯分)
支援物資を受け取った視覚障がいのある女性は、「目が見えないのでなかなか仕事も見つからず、ハリケーンで家も壊れてしまい途方に暮れていました。今回のような物資をもらえて本当に助かりました。家の屋根が吹き飛んでしまったので、特にブルーシートはとてもありがたいです。」と話してくれました。
配付時の混乱を避けるために、物資は事前に対象者に引換券を配り、会場で交換する形にしました。また、配付会場のゲートが壊れていたため、対象でない住民が敷地に侵入してしまうトラブルを考慮し、配付に先立ちゲートの修繕を行い、当日はスムーズに配付を進めることができました。
AARは引き続き、安全面を考慮しながら、ハイチで支援活動を続けてまいります。
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