九州豪雨：次々運び込まれる被災者......7日の支援活動

AARの緊急支援チーム（大室和也、高木卓美、三木将）は7月7日より、九州豪雨で大きな被害を受けた福岡県朝倉市で支援活動を行っています。

7日は、市役所の災害対策本部や、避難所、社会福祉協議会、福祉施設などをまわって被災状況やニーズを確認すると同時に、支援物資の配布を行いました。配布先は避難所となっている「朝倉市総合市民センター（ピーポート甘木）」で、ここには7日、近隣の地区から多くの住民が着の身着のままヘリで一斉に避難してきていました。ここに身を寄せる約150名の方に、スポーツドリンクや水、マスク、おむつや手指消毒液、除菌ウエットティッシュといった衛生用品を配布しました。また、今足りないものを伺い、それらを土曜日に届けることになりました。

被災地では今も救出活動が続いており、助け出された方々が次々に避難所などに運び込まれています。避難してきているのは高齢の方がほとんどですが、まだ避難所としての環境も整っていないため、床に直接横になるしかない状況です。気温も湿度も非常に高く、今後は熱中症なども懸念されています。ばらばらになった家族や、損壊した家屋のことなど、被災した方々の心配、不安も尽きません。

AARは本日8日も、支援物資を配布するとともに、被災状況とニーズ調査を続けています。行政や社会福祉協議会、他の支援団体などと連携しながら、必要な支援を届けてまいります。緊急募金に、皆様のご協力をどうぞお願いいたします。