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九州豪雨:より配慮が行き届いた避難所へ...12日の支援活動

2017年07月13日  日本緊急支援
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朝倉市の避難所となっている「らくゆう館」を訪問した熊本学園大学ボランティアセンター職員の照谷明日香さんと社会福祉学部の黒木邦弘准教授(右から3番目)。手前はAARの大室和也(左)と高木卓美(2017年7月12日)

AAR Japan[難民を助ける会]の緊急支援チーム(大室和也、高木卓美、三木将)は7月12日、昨年の熊本地震の際に福祉避難所の運営に携わっていた熊本学園大学の方々と、朝倉市内の避難所2ヵ所(らくゆう館、杷木中学校)を訪問しました。「先日泥かきのボランティアに来ましたが、避難所の福祉面についてはずっと気になっていました」と話す同大学ボランティアセンター職員の照谷明日香さん(右写真・奥)。

把木中学校で避難所を運営する職員らにアドバイスをする黒木邦弘准教授(2017年7月12日)

社会福祉学部の黒木邦弘准教授(左写真・左から2番目)は、熊本での経験を踏まえ、高齢者や障がいのある方などへの配慮について、避難所を運営する職員らに改善方法を提示しました。例えば、寝具として運動用のマットが出されていましたが、ダニが発生する恐れがあるため、使用はとりやめるようアドバイスしました。ほかにも、乳幼児が動き回れるスペースをつくること、女性専用の部屋を夜間でも安全が確保されるよう管理者の近くに設置すること、高齢の方には一人ひとり確認しながら、ベッドの高さなどを調節するなどしてできるだけ元の生活環境に近づけることなどが提案されました。

発災から1週間が経ち、避難者の方々の複雑な思いも垣間見えます。「避難してきた当初は一日がとても長かった」と語るある高齢の女性は「今はようやく眠れるようになりました。いろんな人に助けていただいて本当にありがたいです」と話してくださいました。しかし「同じ地区の人でまだ行方不明の人がいるから早く帰ってきてほしい。笑っていても奥ではずっとこういう思いがあるんです」と心からは笑うことができない心情を吐露しました。また自宅の裏が崩れているため避難してきたという高齢の女性は、建物自体は正面から見ると被害がないため、周囲の理解を得られないと嘆きます。「避難所にはいられない。怖いけど、日中は家に帰ります」と切ない思いを語りました。

AARは熊本学園大学の方々からのアドバイスを受け、今後も避難所が高齢者や障がい者により配慮が行き届く環境になるよう、活動を続けてまいります。

 

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