九州豪雨:発災から2週間。避難所の環境を整備
九州豪雨の発災から2週間以上が過ぎました。AAR Japan[難民を助ける会]緊急支援チームは、現在、長引く避難生活を改善させるための支援を続けています。
発災後、朝倉市の避難所には福祉スペースがなく、避難生活が長引くなか、高齢者の多い避難所において、福祉スペースの必要性が高まっていました。AARは市からの要望を受け、他団体と調整しながら、避難所の一つ「サンライズ杷木」で福祉スペースの整備を進めています。2つの段ボールベッドに、替えのシーツ、枕カバー、タオルケット、ポータブルトイレをセッティングし、杖3本、バケツ、蓋つきゴミ箱を提供したほか、おむつなどの備品が乱雑になっていたため、ラックを設置し整理しやすくしました。
福祉スペースの設置にあたっては、熊本地震の際に、仮設住宅の改善を県に提言した「被災地障がい者センターくまもと」の東俊裕さんや福祉避難所の運営に携わっていた熊本学園大学の方々にお越しいただき、福祉スペースについて、レイアウトなどのアドバイスをいただきました。
サンライズ杷木に避難されている60代の男性は、「家が完全に流されてしまって、今後の家をどうするかずっと気にかかっています。避難生活が長引くなかで、今もなかなか寝付くことができず、睡眠不足になっています。少しでもこの避難所の生活を良くするために、みんなで協力してできることから取り組んでいきたいです」と話してくれました。今後の避難生活の見通しが見えないなか、少しでも環境を良くしようとされているのが印象的でした。
朝倉市と支援団体による調整会議では、新たに避難所に関する分科会も設けられました。今後避難所はさらに集約され、介助が必要な方が、サンライズ杷木など避難者数の多い避難所に新たに移ってくることも予想されます。
AARは福祉スペースの設置後も、避難所がよりよい環境になるよう支援を続けていきます。
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