西日本豪雨:発災から約1ヵ月 応援のメッセージを胸に、復興へ
ひび割れた道路を抜けて
西日本豪雨から1ヵ月以上が過ぎました。被災地では46,846棟が全壊や半壊、浸水の被害に遭い、いまだに避難所での生活を続けている方々は3,253人、それ以外の方々も半壊した自宅で避難生活を続けておられます(2018年8月8日現在 消防庁災害対策本部発表)。AAR Japan[難民を助ける会]は、岡山県と愛媛県を中心に、特に支援の手が届きにくい福祉施設への支援を続けています。
被災地には、未だにあちらこちらの道路にひびが入り、片側車線や通行止めのところが多くあるのが目につきます。その一方で、少しずつではありますが、町の復興も進んでいるのが見て取れました。被災した福祉施設のひとつ、障がい者自立支援施設を運営するNPO法人「すたあと」(愛媛県大洲市)は、以前訪問したときには事務所の前にあった瓦礫の山がきれいになくなり、ひどかった匂いも減り、埃も少なくなっていました。行政をはじめボランティアの皆さんの活動が少しずつ形になっているのがわかります。また他県からの応援メッセージを書いた垂れ幕が貼られている場所もあり、あたたかい気持ちになりました。
一歩ずつ前へ
8月9日にはAAR事務局長の堀江良彰も被災地の福祉施設を訪問しました。障がい児の放課後児童デイサービスを行うNPO法人「のぞみ」(岡山県倉敷市真備町)では、前回の訪問時にお届けした積木などのおもちゃで子どもたちが楽しそうに遊んでくれていました。「のぞみ」では豪雨により施設が浸水し、かろうじて無事だった1台のエアコンでなんとか暑さをしのいでいました。今回の訪問では、AARの支援により新たに設置したエアコンで、室内の温度も快適に保てるようになっていました。放課後デイサービスを行うNPO法人「歩(あゆむ)」(愛媛県大洲市)では、施設の修繕が8月末には終わる予定だと工事業者から連絡があるなど、少しずつ先行きが見えてきた施設もあります。途方に暮れていた発災当初から、一歩一歩立ち直ろうと前向きに取り組んでおられる施設の皆さまとともに、AARは引き続き復興支援を続けてまいります。
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