台風19号 被災者支援 福島県郡山市と宮城県丸森町で活動
10月17日、AARの緊急支援チームは、阿武隈川の決壊により甚大な被害がでている福島県郡山市と宮城県丸森町で、炊き出しと支援物資の配布を実施しました。
福島県内で最も被害が大きかった郡山市では、5名が亡くなり広い地域が浸水しています(10月15日 郡山市災害対策本部発表)。AARは東日本大震災以降、東北で支援を続けてきたネットワークを活かし、この日だけで13施設を訪問しました。被災状況はさまざまですが、天井近くまで浸水し大半の備品が使えなくなったり、建物の取り壊しを余儀なくされる施設もありました。ある職員の方は「東日本大震災の経験から棚の上などから物が落ちないように、備品は低い場所にしまっていました。ですが、今回は下から被害に遭ってしまいました」と肩を落とされていました。
どの施設でも職員の方々は、利用者の皆さんを心配し、また「利用者のご家族が、障がいのある家族を自宅に一人残すことなく、安心して仕事に行けるように1日でも早く再開したい」と仰っていました。また、地域活動支援センターげんきの施設長は「多くの方が関心を持ってくれること、このように話を聞いてもらえることが嬉しい」と話してくださいました。
宮城県丸森町では、AARの加藤勉理事(NPO法人ピースプロジェクト代表)が、避難所となっている丸森小学校、丸森まちづくりセンター、町役場で、あたたかい鱈汁250食分を提供しました。配食後、「鱈汁を全部いただきました。とてもおいしかったです」と感想をいただきました。災害直後から対応にあたり続ける職員の方へも、まかないを配りました。また、炊き出しの準備中にいらした高齢の方に水をお渡ししたところ「遠くまで何往復も歩いて水を運ばなければならなかったので、ここでいただけてとても助かりました」と仰っていました。
このほかにも、丸森町の耕野地区では半孤立状態との情報を受け、水を運ぶためのポリタンクを寄贈しました。同地域では移動手段のない高齢者が買い物に出かけられない状態が続いているため、即席のみそ汁も提供しました。
10月18日は丸森町で断水している地域や、大郷町の福祉施設を中心に調査を進めます。
今週末は被災地域にも大雨が予想されており、さらなる被害が懸念されています。どうか緊急募金にご協力をお願いいたします。
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