台風19号 被災者支援 宮城県丸森町、大郷町での活動
10月17日に福島県で調査・支援を行った緊急支援チームは福島県郡山市から宮城県に移動。18日は、丸森町、大郷町の4つの施設を訪問し、調査および支援物資の配布を行いました。丸森町での炊き出しも継続しています。
福島県から宮城県に続く道では、河川の氾濫や土砂災害などにより、通行止めとなっている道が多く迂回路を探りながらの移動となりました。なぎ倒された大木が道を塞いだり、田んぼに蒲団やトタン、衣服などの漂流物が散乱している様子も多く見られました。
住宅地や町役場など広い範囲が浸水し、死者・行方不明者10名(丸森町ホームページより)と大きな被害がでている丸森町は、水は引いているものの多くの場所で堆積した泥が残されたままになっていました。断水も続いており、住民の方々はトイレやお風呂などが使えない不便な生活を強いられています。飲食店の多くも営業できずにいました。飲料水と衛生用品を届けった丸森たんぽぽ子ども園の職員の方は、「断水が1ヵ月以上続くと聞いている」と疲れた様子で話されていました。
その後、吉田川の堤防が決壊し甚大な被害を受けた大郷町に移動。一般社団法人「めるくまーる」は廃校となった小学校の校舎を利用し、障がい児の放課後等デイサービス事業所を運営しています。浸水時は、校舎1階部分が1.5メートルほどまで水没。社会福祉協議会から派遣されたボランティアが前日から清掃にあたっており、施設内の家具や備品などは外に出されていましたが、床は泥まみれで、壁が剥がれ落ちたままでした。浸水で玩具やスポーツ用品、遊具、事務室のパソコンやコピー機など1階にあった多くのものや車両7台が使用できなくなったそうです。
代表の児玉幸司様は、台風直撃時は近くの避難所に避難していたが、その避難所も車のサイドミラーが隠れるほど浸水したそうです。「めるくまーるには、学校が終わると近所の子どもたちが遊びに来て、障がいのある子もない子も一緒に遊ぶ交流の場となってる。別の場所でもよいので早く再開することを目指している」と話されていました。
また、15日から丸森町で行っている炊き出しも継続しています。18日は、丸森町の避難所となっている丸森小学校、丸森まちづくりセンター、町役場で「鶏のつみれ汁」を300食を供しました。避難所以外にも、泥かきをれている数軒のご家庭などにもお届けにいったところ、「わあ、助かる!」と、とても喜んでいただきました。
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