九州豪雨:土砂によりブロック塀が崩壊...障がい者施設へ緊急支援物資をお届けしました
このたびの豪雨により亡くなられた方々に哀悼の意を捧げ、ご遺族にお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆さまにお見舞い申し上げます。
九州南部での豪雨発生より1週間経った7月11日、AAR Japan[難民を助ける会]は、被害が大きいながらも支援の手が届いていない天草地方の先端部にある障がい者施設、「NPO法人ワークショップひなたぼっこ」に緊急支援物資をお届けしました。(写真はすべて2020年7月11日撮影)
7月11日午前8時15分、時折激しい雨が降り続く中、天草地方の先端部にある牛深町にあるNPO法人ワークショップひなたぼっこに到着しました。NPO法人ワークショップひなたぼっこは2002年に設立され、知的、精神、身体などさまざまな障がいのある方々が地域で働ける貴重な場を提供してきました。しかし、このたびの豪雨により建物全体が1mほど浸水。調理場の業務用冷蔵庫と製氷機が使えなくなってしまったほか、事務室にあったパソコン3台や電話機も水没しました。施設を利用する障がいのある方々の送迎用の車も水没し廃車になってしまいました。職員や利用者の方の中にもご自宅が被災した方々もいらっしゃるとのことです。今回の豪雨により土砂が建物裏手に流れ込み、ブロック塀が破損してしまいました。現在は土嚢を積んで応急処置を施していますが、また降雨量が増せば施設のすぐ横にある川が溢れ、さらに浸水する危険性が十分あります。
これまで、利用者の方々の工賃はうどんや手芸用品の販売などを通じて得ていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により販売会が中止になるなどして、全国平均を大きく下回る工賃が、さらに落ち込んでしまったとのこと。豪雨による被害が、施設の窮状に追い打ちをかけています。
このほかにも緊急支援物資を届けた障がい者支援施設では、いずれも地域にとって必要不可欠な活動を提供していながら、建物が浸水により破損したり、車両や作業道具などが甚大な被害を受けているほか、住まいを失った障がい者数名が同施設に一時的に身を寄せていることも確認しました。AARは、今後各被災施設の状況やニーズを把握し支援に向けて調整してまいります。
緊急募金にご協力ください
クレジットカードで以下のボタンからお手続きください。決済業務は、決済代行会社SMBCファイナンスサービスを通じて行っています。(お申し込み情報は、ベリサイン社の暗号化技術SSLを利用して送信されます。) 銀行振込で以下の口座番号と加入者宛にお振り込みください。
【ご注意】銀行からのお振り込みは、こちらでお振り込み人さまを特定できません。 九州豪雨被災支援にご寄付くださる場合は、振込人名の後に「九州豪雨」とご記入ください。 ※振込手数料はご本人さまのご負担になります。 コンビニで下記のボタンからお手続きください。払込用紙(ハガキサイズ)をお送りいたしますので、コンビニにお持ちになってお支払いください。 ※株式会社Eストアーのネットショップ「ショップサーブ」を利用しています。 ※手数料330円はご本人さまのご負担になります。 郵便振込で以下の口座番号と加入者宛にお振り込みください。 ※備考欄に「九州豪雨」とご記入ください。
|
【ご寄付くださる皆さまへ】皆さまのご寄付は、ご指定の活動に活用させていただきますが、被災状況やニーズの変化などによっては、当初の計画よりも早い段階で活動を終了することもございます。それにより活動に必要な額をご寄付が上回った場合には、次なる緊急支援などに活用させていただきます。あらかじめご了承ください。
最新情報はfacebook、Twitter、メールマガジンでもお知らせしています
- Facebook http://www.facebook.com/aarjapan
- twitter http://twitter.com/aarjapan
- AARメールマガジン 登録はこちらから