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2010年 夏募金のお願い
障害をもつ人も、そうでない人も、ともに生きられる社会をつくるために
ラオスに暮らす9歳のタモンちゃんは、生後間もない頃にかかった病気のために足が変形し、歩けなくなりました。
これまで学校にも行けず、ほとんどを家の中ですごしていたタモンちゃん。
でも難民を助ける会の支援で車イスをもらって、可能性が一気に広がりました。
ラオスをはじめとする途上国では、医療や社会福祉制度の整備の遅れ、根強く残る差別と偏見から、多くの障害者が治療やリハビリが受けられず、教育や就労の機会が極端に限られています。
そのために、貧しさにあえぐ途上国の中でも、障害をもつ人びとは特に貧しく、過酷な環境におかれています。
障害があってもなくても、平等に可能性が開かれる社会をつくる。
そのためには息の長い支援が、必要です。
難民を助ける会はラオスをはじめ各国で、車イスや義肢装具の提供、職業訓練、就学支援、ユニバーサルデザインの推進、理学療法、災害時の障害者に配慮した支援など、多方面からの障害者支援活動を行っています。
障害をもつ人も、そうでない人も、ともに生きられる社会をつくるために――それが難民を助ける会の障害者支援です。
ラオス駐在員/作業療法士 福岡幹彦から皆さまヘ |
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「車イスに乗るのって楽しい!いつも友達の家に遊びに行ってるよ」難民を助ける会が支援した車イスに乗って、タモンちゃんは満面の笑みで私を迎えてくれました。 「学校に行けるようになったよ!」 自分に可能性があることさえ気づけない。そんな障害者の方たちが多いのです。ひとりでも多くの障害者の方たちが可能性を持てるように、どうか引き続き応援してください。 |
難民を助ける会は「緊急支援」「障害者支援」「地雷・不発弾対策」「感染症対策」「啓発」を5本の柱に活動しています。皆さまからいただいたご寄付は、障害者支援をはじめ、難民を助ける会が行うこれらの活動のために、大切に使わせていただきます。